米国株式市場は続伸-マーケット考察-2020.6.3

前日同様、米中関係の悪化懸念や新型コロナウイルス感染第二波の潜在リスクはあるものの、全世界的に実施されてきている経済活動再開による経済回復の期待感が市場を席巻している状況です。

とは言え、新型コロナ危機下で、好調だったIT・ハイテク株の利確売りが上値を抑えている感も見えます。一方、これまで売られ続けていたエネルギー・産業株に買いが入ってきているのが印象的です。

悪い経済指標は織り込み済みですから、それによる大きな売り材料にはなりにくく、市場センチメントは買いの安心感に包まれつつあります。

また、テクニカル的にも25,000台を維持しているままなので、ベア派の投資家も一部追っかけ買いが入ってきているにも見受けられます。

今後の短期的な相場は7−9月期の経済成長が市場で織り込んでいる19-25%レベルの回復を達成できるのか、そして中期的には秋口頃に発生リスクのある感染第二波が焦点となることでしょう。それまではヘッドラインニュースに上下動しながらの調整相場が予想されます。

その他海外市場ではドイツ株式市場が3.7%上昇したことで欧州株も買われてます。通貨としてのユーロが対円で買われているのも久々の現象です。

立沢賢一

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私は住友銀行/メリルリンチ/バンク・オブ・アメリカ/HSBCと長きに渡って金融スペシャリストとして活躍しました。
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