【マーケット考察】2023.5.9


米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比55.69ドル安の3万3618.69ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、21.51ポイント高の1万2256.92で引けた。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比1億1650万株減の8億1662万株。

朝方は地銀株が大きく続伸して始まりましたが、それらの多くは失速していて、ダウ平均も連れて、朝高を維持できませんでした。

3月から出たり消えたりの #信用不安 ですが、昨日は地方銀行を巡る 信用不安 は完全に収まっていないものの、地銀株は持ち直していました。

先週株価が乱高下していたパックウエスト・バンコープは財政基盤の強化に向け、1-3月期の配当を1株当たり0.01ドルに減配することを発表したことに好感が広がり3.7%高。ウエスタン・アライアンス・バンコープは0.6%高、ザイオンズ・バンコープが2.1%高となりました。地方銀行の株価はまだしばらく仕手株のような動きが続くと思われますので要注意です。
 
経済指標に関して、4月の #米消費者物価指数#CPI )の内容次第では、相場に影響を与える米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が左右されるとの見方から、CPI待ち状態になっています。市場予想では、食品とエネルギーを除く4月のコアCPI指数は前月比0.4%上昇(3月は0.4%上昇)、前年同月比5.5%上昇(同5.6%上昇)です。

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