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ロゴデザインの作り方【5】
こんにちは。
まとばクリエイトのサクモトです!
さて、続きを書いていきます
ロゴデザインの作り方【1】の記事はこちら>>
ロゴデザインの作り方【2】の記事はこちら>>
ロゴデザインの作り方【3】の記事はこちら>>
ロゴデザインの作り方【4】の記事はこちら>>
さて前回の記事では
業界の「っぽさ」を調べることの大切さについて
お伝えさせていただきました
5回目となる今回のテーマは……
【第5講】ブランドコンセプト立てる
キーワードも拾い、クライアントが目指す方向も分かりました
次は、コンセプトを決めて
デザインの方向性を定めていきます
「コンセプト」はいわば今回作るデザイン
全てにおいての「指針・コンパス」です
ぼくの好きなデザイナー水野 学 氏 の言葉をかりると
コンセプトはいわば「警察」の役割
例えば、もしロゴの色を「赤か青か」に迷ったら
このコンセプトに立ち返って検討する
すこしネガティブに考えると
このコンセプトをミスると
全てが台無しになってしまいます
なので、ぼくもコンセプトを立てる際は
より一層集中してクライアントの
ヒアリングに臨みます
そもそもブランドってなんですか?
「ブランド・ブランディングってなんだろう?」
そう思い、ぼくが4年前に購入したオススメの本がコチラ
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片山 義丈著 実務家ブランド論 だ
この本はスタバやappleなど
一流企業のブランドの作り方を真似してはいけない、と
前置きをいれながら
いかにして、「普通」の会社の
ブランドを作っていくかを
わかりやすく説いている
ちなみに、ぼくはこの本をもう10回以上は読んでいて
迷った時やプロジェクトのスタート時は
今でもかならず、読み返すようにしている
著者の片山 氏 は、本の中で
ブランドをについてわかりやすくこう、説いている
ブランドとは相手に抱かせる「妄想」である
たとえば、その会社のロゴやCMを見た時に
「〇〇っぽい会社だよね」と、見た人に思われたい
どう思われたいか?が
ブランドコンセプトになる
ロゴ、CM、フライヤー、映像…
各種さまざまなデザイン媒体がある
これらにブランドコンセプトを込めて発信し
企業のイメージを社会に浸透させていくこと
これが「ブランディング」という活動だ
ブランドコンセプトを組み立てる
3つのしつもん
では、この本の中でも紹介されている
ブランドコンセプトのタネとなる「しつもん」を
3つ紹介します
1.お仕事のなかでどうしてもこだわってしまう部分は?
(ブランド・アイデンティティ)
2.私たちがいることで社会が得することは?
私たちがいないことで、社会が損することは?
(ブランド・プロミス)
3.会社・サービスを人に例えるとどんなひと?
(ブランド・パーソナリティ)
「なんだ、そんなこと?」
と、意外と拍子抜けするかもしれませんが
かんたんそうで、意外と見えにくいものです
ぼくがこのしつもんをするときに
いつも心がけているのは
まっさら でいること
これまで蓄えた知識や情報を一旦横に置き
手ぶらの状態でただ、聞くことに徹します
ひととおり質問がおわって
わからないことがあれば
さらに深堀りして聞いていきます
そして、ヒアリングした内容を元にして
ペンと紙を取り出し
あーだこーだを始める
ブランドコンセプトを決めていきます
ぼくの経験上、3番目のブランドパーソナリティが
デザインを作るうえでの大切なヒントとなるかんじがします
たとえば、今回携わっているクライアントさんから
でてきた人物像が「西郷隆盛」でした
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「西郷さんなら、どの色を選ぶかな?」
「西郷さんなら、どんな言葉を言いそうかな?」
と、あらゆるデザインを作るうえで
このひとならこうしそう、というアタリをつけ
提案ベースで進めていきます
おさらい
いかがでしょうか
最後はまさかの西郷さんシメになるとは
ぼくもあなたも予想していなかったに違いない
では、今回のおさらいです!
ロゴデザインにはブランドコンセプトが必要
ブランド=相手にいただかせたい妄想
ブランディング=イメージを社会に浸透させる活動
ブランドコンセプトを立てるには3つの質問がある
1.お仕事のなかでどうしてもこだわってしまう部分は?
(ブランド・アイデンティティ)
2.私たちがいることで社会が得することは?
私たちがいないことで、社会が損することは?
(ブランド・プロミス)
3.会社・サービスを人に例えるとどんなひと?
(ブランド・パーソナリティ)
今日もありがとうございます!
良い一日を!