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⑥ 掛け算のココロ(つづき)

前回のつづきです。「掛ける」についてもう少し考えてみよう。

違うモノを計算する

前回のりんごの例で考えてみよう。

「足し算」で考えると、5個➕5個➕。。。

「掛け算」で考えると、5個✖️5袋。りんごの「個数」と袋の数(=「人数」)を掛けている。

他の例を考えてみよう。

例題:
電車が時速100キロメートルで2時間走ったら、移動距離は何キロメートル?

ちょっと解説:
「時速(じそく)」とは「速さ」だ。「1時間に何キロメートル動くか」ということ。新幹線「のぞみ」はだいたい時速300キロメートル。つまり、1時間走ると300キロメートル進むスピード、ってこと。

数式:100
✖️2=200
答え:200キロメートル

「時間」✖️「速度」=「距離」

違うモノを掛けて、答えもまた違うモノになってる!!

「足し算」と「掛け算」の違い

数字の場合、例えば⇩⇩⇩の2つは同じことをしているように思える。

足し算:22=6
掛け算:2
✖️3=6

けど、「足し算」は、足し合わせても、「長さ」は長くなるだけで「長さ」のまま。

「りんご1個」と「りんご1個の重さ」を足したりはできない。 

けど、掛ける場合は違うモノを計算するコトができる!

「長さ」✖️「長さ」=「広さ」
※広さのことを「面積(めんせき)」という

「広さ」
✖️「高さ」=「大きさ」 
※大きさのことを「体積(たいせき)」という

「速さ」
✖️「時間」=「距離」

「才能」と「努力」

根拠はないけど、「学力」や楽器やスポーツの「実力」は、「才能」と「努力」の掛け算になるんじゃないかな?

才能に恵まれていても努力をしなければ成長しない。逆に、才能に恵まれなくても努力次第で大きく成長することができる。

次回は「割り算」について考えてみよう。

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けんとろー(Kent RoH)@ 言語の鬼
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