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【13th ASPECT 】正義の味方によろしく

今や世の中、正義は人の数だけ成り立つらしい。何やら正義の数だけ味方が出てきて、言いたい事も言えないこんな世の中じゃ POISON

というわけで、ちびっ子や大きなお友達の心をわしづかみにしたりしなかったりする正義の味方について話をしよう。



ノンフィクショナルな正義とフィクショナルな正義の味方

もちろん言葉としては正義が先で正義の味方は後だが、誰かと誰かがトラブって部外者が何とかした時から、正義はあったし正義の味方もいたに決まっている。

ノンフィクショナルな正義とは、

人間の行為を,正しい,正しくないというように判断するための基準が正義

改定新板 世界大百科事典 「正義」の意味・わかりやすい解説

であり、

フィクショナルな正義の味方とは、

自らを正義そのものとするのではなく、あくまでも社会正義に味方する者

ピクシブ百科事典

イエやムラのような共同体から外れた孤高の存在で、見返りを求めることなく共同体を部外者として手助けする。

Wikipedia 日本語版

存在として描かれてきた。

陸路・海路・空路に情報通信の電路が加わったインターネット時代となり、共同体の揉め事を外から仲裁する者はいつ何時なんどきでも現れ、もはや誰もが正義の味方になれる。


それぞれにとっての正義の味方


空想世界もいろいろあって、正体不明で人助けする異能者は、様変わりしている。

完全なタダ働きとは限らないし、一人より集団を選ぶのは普通で、妖怪や幽霊とか宇宙人だの異次元人だって味方になってくれるし、剣技や体術に忍法や魔法が入り乱れ、パワードスーツや巨大メカなんかを駆使して、事を収めていく。

正義の味方がいっぱいで揉め出したり、歴代のパラレルワールドがつながったり歴代の異能力を組み合わせながら、正義の味方にアンチヒーロー・アンチヒロインやダークヒーロー・ダークヒロインの対置も描き出される。

ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズ・魔法少女アニメだけでなく、人情話や恋愛話にだって正義の味方はいるのだし、刑事ドラマ・医療ドラマ・司法ドラマは現代に根ざした、新たな正義の味方の系譜を築いているのだ。

さて、どうでしょう?




【参考】d(゚Д゚ )☆スペシャルサンクス☆( ゚Д゚)b【参照】


正義の味方 起源


正義の味方

起源


ヒーロー番組「月光仮面」のOPテーマで初めて マ マ ※使われた言葉。

 ※ 「月光仮面」の放送以前から「正義の味方」の用例は存在するが、「正義の味方」という言葉を世に広めた。 ※ 

この言葉には原作者の川内康範の正義の思想が込められている。

自らを正義そのものとするのではなく、あくまでも社会正義に味方する者なのだという、一歩引いた献身的な姿勢を表している。

これは月光仮面の基本ストーリーにも反映されており、月光仮面はたとえ力及ばずとも勇気を持って社会の理不尽に立ち向かおうとする気高き人々が危機にさらされたときに颯爽と現れて救いの手をさしのべるキャラクターとして描写されており、裏返せば月光仮面自身は率先して正義を成す存在としては描かれていない。これが本来の”正義の味方”の姿勢であり、理不尽な世界を変えるのはあくまでも今の世を生きる人間一人一人なのだ、という深いメッセージが込められている。

月光仮面」の名も、月光菩薩から取られたものであり、これには正義そのものの化身である如来ではなく、その傍らに立つ菩薩にすぎないという意味が込められている。


しかし世間一般では、「正義そのものの化身が困っている人の味方になってくれるから”正義の味方”」だという意味合いに誤解されてしまっている現状がある。

正義の味方 (せいぎのみかた)とは【ピクシブ百科事典】



正義の味方 用例 由来に関する考察


正義の味方

用例


川内康範が『月光仮面』の主題歌(1958年)で用いて広まったとされ[1][19]、川内の造語だとする説もあるが[20][21][22]、19世紀から多数の用例が存在する[注 1]。中でも徳富蘇峰の『国民之友』誌の記事[注 2]や内村鑑三の著作[注 3]では、「正義の味方」という表現がたびたび用いられている[注 2][注 3]。

群馬県の廃娼運動団体が明治時代に発行していた機関誌『上毛之青年』にも、社告や寄稿などに「正義の味方」という言葉が見受けられる[注 4]。『東京毎日新聞』[注 5]は大正時代中頃から昭和時代初期にかけて「我等は正義の味方也」というスローガンを広告や日々の紙面で標榜していた[注 6][25][28]。


大隈重信や芥川龍之介なども[注 7]、『月光仮面』以前に「正義の味方」という語を用いている。

創作物のヒーローを指す意味としては、『月光仮面』以前から永松健夫・加太こうじらが『黄金バット』で「正義の味方」という語をたびたび用いている[注 8]。

由来に関する考察

佐藤誠三郎は日本文化会議のセミナーで「日本における正義」と題した講演を行い、その中で(創作物における)「正義の味方」についても言及している[80]。佐藤によれば、「正義の味方」とは

イエやムラのような共同体から外れた孤高の存在で、見返りを求めることなく共同体を部外者として手助けする[80]。こうした「正義の味方」の概念は明治維新以降に生まれたもので[80]義士義民といった江戸時代から存在する類似概念との違いは、義士や義民が自らの属する共同体のために行動するのに対して、正義の味方はその共同体の構成員ではない点にある[80]。佐藤はそのような「正義の味方」の系譜として、鞍馬天狗月光仮面、およびウルトラマンを挙げている[80]


黄金バット』の作者の1人でもある加太こうじによれば、「正義の味方」をキャッチフレーズに用いたヒーローの元祖が『黄金バット』であるという[74]

正義の味方 - Wikipedia





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