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【1/10更新】第100回【花園】~全国高等学校ラグビーフットボール大会調べ~
年末のスケジュールがいつもと色々違って不思議な感じですが、まもなく【花園】が始まります。今年度は第100回の記念大会で63校が出場します。ラグビーマガジンが2月号の別冊付録でまとめてくれているデータは色々と興味深いことが多いですね。感謝です。
また、こちらのサイトでも様々なデータが紹介されています。少し重なるところもありますが、ちょっと切り口が違うかな(よかった)。
【内容】
1/10更新-⑨へ
花園ベスト8、大会優秀選手の体格と大学ベスト8の比較
1/9更新-⑧へ
戦績×ポジション別体格比較(ベスト8まで更新)
12/28更新-⑦へ
花園で正月を迎えるチーム:戦績×ポジション別体格比較
12/28更新-⑥へ
ポジション×学年×経験の有無×体格の表を追加
12/27更新
・学校区分の比較(公立/私立)・部の創部年代
・学年別登録選手
・FWD/BKSの体格比較 (1-15番)
・高校から始めた選手のポジション(1-15番)
・監督のデータ(経験ポジション、年齢、選手としての花園出場経験、担当教科など)
①公立/私立の区分
公立/私立の配分は
公立:24校・私立:38校
地域によっては公立高校の方が多いところもあるんですね。大阪朝鮮高級学校はこの数に含まれていません。公立/私立の地域別データはこちらの通り
②創部年代
今大会出場校のうち、最も古いのは早稲田大学系属早稲田実業学校高等部の1923年。次いで秋田工業高等学校の1925年。仙台育英学園高等学校の1932年、常翔学園は以前名称である「大阪工大高」が1937年の創部。
1940年代に入ると数が増えてきますね。
2010年代に入ってからの創部は
創始学園高等学校:2010年
開志国際高等学校:2015年
③体格比較
冊子内で1-15番で表記されている選手の体格です。表記の仕方や方針はチームによって違うところもありますが紙面に則って算出しています。平均ではなくチーム単位で散布図形式にしています。
FWD
BKS
BKSについてはデータ入力によって集計しています。
④経験者/未経験者
この表現が適切かはわかりませんが、高校から新しく始めた選手を未経験者としています。こちらは登録1834名を対象としています。1年前には楕円球にも触れていなかったであろう、1年生でも92名が登録されています。
ポジション別経験者/未経験者
高校から始めた選手の人数は1-15のポジション別で算出するとこのようになります。以前は経験者の割合、としていましたが中学校までで何かしらの経験をしている選手は増えてきていると感じています。
⑤チームを率いる監督データ
こちらの記事にもある通り、ご存知の方も多いかもしれませんが中部大春日丘高校の宮地監督はラグビー未経験の監督です。最初に知ったときは大変驚きました。
第1弾はチームの概要に特に着目してみました。今後はもう少しポジション別や戦績などでも分類していこうと思います。
今月号のラグビーマガジンはトップリーグの名鑑もついていてお得ですね。
⑥【12/28更新】ポジション×学年×経験の有無×体格
名鑑に記載されているポジション、16番以降に記載されている選手では複数ポジション記載されています。それぞれに振り分けてポジション別に学年×経験者/未経験者×体格で比較してみました。必ずしも本職の選手ではないかもしれないけれど、体格の差はずいぶんとあります。また、一概にこれといった傾向があるわけではないけれどポジションや学年によって随分と開きがありますね
FWD
BKS
今年は例年と組み合わせ抽選の方式も違うこともあってか、強豪と目されているチーム同士が早い段階で対戦しているケースも見られます。そのため参考程度にしかなりませんが、勝ち上がりと体格なども次回以降比べてみたいと思います。
⑦【12/30更新】花園で正月を迎えるチーム~ポジション×戦績別体格比較~
12/30で2回戦が終了しました。28日に試合を行ったチームは中1日での試合。かなりタフな状況です。怪我や安全面からもここはクリアしていかなくてはいけない課題です。それに加えてチームでの体格の差というのも3回戦に進むかどうかというところでも全体傾向として差が出てきます。もちろん組み合わせによって本来3回戦まで進める力もあるかもしれないなぁというチームはあります。こればかりは点差などで勝手に考慮するのも気が引けるのでそのまま戦績で区切っています。また、直前で登録メンバーの変更もあったようですが、あくまでプログラムに基づいて算出しています。
チーム別体格比較
こちらのデータはプログラムの1~15番で登録されている選手のデータです。試合を見ると実際に出場メンバーは異なっています。
ポジション別体格比較-FWD(1)
別冊プログラムに1~8番で登録されている選手のデータです。
ポジション別体格比較-FWD(2)
こちらのデータは記載されているポジションに全て振り分けています。HO/WTBと記載してあればその選手は両方のポジションで含めています。また、FWDの値はポジションごとの平均値からさらに平均を算出しています。
ポジション別体格比較-BKS(1)
別冊プログラムに9~15で記載されている選手のデータです。
ポジション別体格比較-BKS(2)
記載されている全選手をそれぞれのポジションに振り分けています。
やはり多くのポジションで戦績に合わせて体格も大きくなっていくことが確認できます。大会が始まっていくと様々な要因が絡んでくるのであくまでプログラムデータに則って算出しています。この値が違ったら全ての前提が崩れてしまいます。。。
⑧1/9更新:戦績別をベスト8進出チームまでで分類
前回の戦績別データをベスト8まで分類しました(表記の”4”がベスト8以上を指します)。体格の差がより顕著になりますね。前回までのまとめで3回戦進出レベルでは体が大きくなる、という方向性がみえましたがもう一つレベルが上がるとさらに、、です。これ以上は対象人数も少なくなるのでここで分析は終わりです。
チームの別体格比較②
きれいに戦績が上がるごとに重くなっています。
ポジション別体格比較-FWD(1)②
ポジション別体格比較-FWD(2)②
選手名鑑に記載されているポジションでの分類です。
ポジション別体格比較-BKS(1)②
BKSは少しポジションでバラつきがありますね。
ポジション別体格比較-BKS(2)②
選手名鑑に記載されているポジションでの分類です。
*決勝戦終了後に書いています。
このような状況の中でひとまず全試合無事に行われたことはただただよかったです。予選などのレベルで考えたら辞退などになってしまった学校もあることと思います。また、大会が終わってからも油断のできない状況ですが、無事閉幕したことはよかったです。桐蔭学園高等学校ラグビー部、おめでとうございます。
⑨大学ベスト8と花園ベスト8(1/10)
花園ベスト8レベルの体格と大学ベスト8で比較してみました。大学生のデータは準々決勝時の先発出場メンバーとしています。
大学
高校
大学-高校比較
FWDだとフロントローはHO(2)で差がありますが、PR(1、3)はあまり変わらないんですね。ベスト8に進出しているチームの選手は大学でも活躍が期待されますが、詳細な体組成はともかくやはり大きい。ただ、後ろになると差が大きくなります。
BKSはSH(9),SO(10)では大きな差になっていませんがそれ以降では体格差が大きくなります。
大会優秀選手の体格
今年度は高校日本代表の遠征も中止となってしまいました。それを受けて、今大会での優秀選手30名が選出されたので、その選手たちの体格をまとめました。リンク元はこちらから
先ほどの大学生データと比較してみます。大学生の方もポジション区分を同じにしてみました。
大会優秀選手-大学ベスト8比較
こうなると大学生との差が随分となくなりますね。再三述べているように、あくまで身長と体重であり体組成まで比較はできません。それでも非常に高いレベルであることが推察されます。体格だけで選ばれたわけではないでしょうし。
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