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「また考えただろうね。何か方法はあるはずだから...」という強さ

「また考えただろうね。何か方法はあるはずだから。そこで諦めてしまうのは簡単だし、ふて腐れても意味がない。環境は大事だけど、一番大事なのは選手本人だから」

これはこちらの記事でのある質問に対する中村俊輔選手の回答として掲載されているコメント。

今ある環境も普遍的なものではない。
確かに自分にとってしっくり来るものは続けたいし、続いて欲しいと思う。でも、それもたまたまそこにあっただけかもしれないし、誰かが必死に作り上げてくれたものかもしれない。
時代によって色んなものが変わる。

色々な規制緩和や、新規参入、技術革新などによって「消えてなくなる仕事」などと括られるものもあるし、そういう動きに既得権益を保持するように反対を表明するものもある。

自分事だからそう捉えているだけかもしれないけど、自分たちだって誰かのものを奪ってきたのかもしれない。奪う、という表現が適切かわからないが。そうであるなら時代の変化とともに同じようにできなくなる、ということもまた受け容れなくてはいけない部分かもしれない。体罰の問題などは、こういうところも関わっているのではないかと思う。

そんなことを思いながらの冒頭の文章、である。
やはりいろいろ考えていくしかない。敵対的に思える商売仇のようなことも、見方を変えたら自分にプラスを生み出してくれるかもしれない。
相手を利用して違いをアピールしてたら、ある意味自分の商売の一部を担ってくれるんじゃないかと思う。

AIによって、1つの作業を自動化できるとしても
提供される情報をそのまま使うだけか、
そのプロセスを知っているのか、

ここには大きな違いが生まれてくる。
その変遷を知っていることって強みになるんじゃないかなとも思う。
そして、それを踏まえて何をするか、ということに繋がるかどうかも。




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小平健太郎
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。