【英語発音】インド英語より通じないジャパングリッシュ
海外留学をした人はもちろんのことyoutubeやテレビでインド英語に触れたことがある人も多いのではないでしょうか？
インド英語は、独特のアクセントやリズムで知られ、そのユニークさが話題になることも少なくありません。一部ではインド英語の発音や言い回しをからかう場面を見かけることもあります。
しかし、実際に留学して衝撃を受けるのは、彼らはその独特のアクセントでも問題なく英会話をこなしている一方で、日本人の英語は「ネイティブっぽく」話そうとしても全く通じないという現実です。
なぜでしょうか？それはシンプルに日本語の発音と英語の発音が違いすぎるからです。
1. 英語と日本語の発音は何が違う？
日本語の発音
日本語の発音は、「モーラ」（拍）と呼ばれる音の単位が基本です。すべての音節が均等なリズムで発音され、母音が明瞭です。たとえば、「たたかう」という単語は「タ・タ・カ・ウ」とすべての音が等しく発音されます。
特徴：
音が平坦で一定のテンポ。
口先中心の発声が多い。
英語の発音
一方、英語では強弱のリズムと音節の長短が重要です。強調される音ははっきりと長く、弱調の音は短く曖昧に発音されます。また、喉を使った低い発声が特徴です。
例：英語の「comfortable」
日本語的に「コ・ン・フォー・タ・ブ・ル」と発音すると不自然ですが、英語では「kンフォタb」と省略や弱音化が生じます。
2. 喉を使った発音の重要性
なぜ喉を使うのか？
日本語は口先で発音することが多いのに対し、英語では喉を響かせることで深い音を出します。これは、Kaz先生の「英語喉®」メソッドで分かりやすく説明されています。
練習方法：
喉をリラックスさせるために深呼吸をします。
「uh」「ah」「oh」などの低く響く母音を練習します。
喉を開いて音を出す感覚を確認します。
喉を使うことで、英語特有の深みのある音や、RやL、THのような難しい音もクリアに発音しやすくなります。
こちらも、練習方法はKaz先生のyoutubeチャンネルにアップロードされています。実際に私も動画をみてお風呂にはいりながら練習していました。
3. 英語のリズムと母音を理解する
英語のリズム：ストレスと弱音
英語はストレスタイム言語と呼ばれ、強調される部分（ストレス）と軽く短く発音される部分（弱音）が交互に現れるリズムが特徴です。
例文：
「I want to go to the store.」
ストレス：I WANT to GO to the STORE
弱音：to / the → 短く軽い発音
リズムを意識すると、自然な英語の流れが身につきます。
英語の母音：16種類を理解する
英語には、日本語の「あ・い・う・え・お」よりも多くの母音があります。Kaz先生はこれを16母音と説明し、それぞれ異なる舌の位置や唇の形が必要だとしています。
例：
日本語の「ア」に対応する英語の音：
æ（cat）
ʌ（cut）
ɑ（car）
練習方法：
単語ごとに母音を意識して発音練習。
鏡を見ながら舌の位置や口の形を確認。
4. 効果的な練習方法
(1) 喉を使った母音練習
練習例：
「uh」「ah」「oh」などの音を低く出してみる。
自分の声が胸や喉に響く感覚を掴む。
(2) リズムを意識したシャドーイング
ネイティブスピーカーの音声を聞き、同じリズムで真似する。
強弱を意識して、リズムに乗るように発音する。
(3) 英語特有の音に慣れる
RとLの違い：
R：「舌を後ろに巻き、喉を響かせる」 → run
L：「舌を歯茎に当てる」 → love
THの音：
舌を軽く前歯に挟み、息を吐く → think / this
まとめ
英語の発音を改善するには、日本語との違いを理解し、喉を使った深い発声や英語特有のリズムを身につけることが鍵です。
最後に、この記事のポイントをおさらいします：
英語は喉を使い、低い音を響かせる。
リズムは母音と強弱を意識する。
16種類の母音を理解し、正確な発音を目指す。
これらを日々の練習に取り入れ、英語の発音をネイティブに近づけましょう！
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