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コートの45度ってどこ?

こんにちは!

けんいちです!

こんな面白い話があります。

「自分に見えている色と、他人に見えている色はもしかしたら違うかもしれない。」

自分が認識している色を他人に伝えることはかなり難しいのです。

自分に目には黄色として認識しているもの。黄色い花、レモンなどを例に挙げてこれもこれも黄色だよね。と聞いたとしても、

他の人には黄色は全て違う色をして見えていたとしても、同じように見えていたとしても、それを比べて比較することなんて出来ないですよね。

自分が見えている黄色は他の人には違うように見えているかもしれない。自分が見ている色を他の人が見ている色と同じ色だと証明することは出来ないんです。

(今はテクノロジーの進化でそれも可能なんですかね。。笑)

今回はそんな自分が思ってるものと他人が思ってるものは決して同じではないという話をしようかと思います。

「45度」は人によって違う。

バスケットの練習をしている中で、

「じゃあエンドラインの位置に並んで」

とか、

「フリースローラインからシュートしよう」

など、

バスケットコートの名称を使って指示を出すことはよくあります。
コートの名称を理解している選手なら迷わずそこへ向いプレーしてくれますがある練習の中で、

「左右の45度の位置に分かれて並んでスタートしよう。」

と指示を出したところ、僕自身がイメージしていたところと違うところに並ぶ選手たち。。

しかも左右の45度でも位置が全然違っていました。僕にとっての「45度」と選手にとっての「45度」は同じではなかったのです。しかも一人ひとり違う「45度」を持っていたんです。

僕の中の45度と選手たち一人ひとりが思う45度にはズレがあるんだなと、そこで初めて気付きました。今思えば、コートのラインで表示されているわかりやすい場所とは違い、「45度」はラインで表示もされていないのでそりゃ一人一人ズレが生じるの必然でした。

チーム内で「共通言語」を作る。

チーム内で一人ひとり「45度」が違ったことによって僕がまずやったのは、使う言葉の認識のズレがないかどうかを確認することでした。

僕自身がバスケットの専門用語を当たり前のように使ってしまっていないかどうか。僕自身も意味を曖昧にして使っている言葉がないかどうか。

シュートはどういった動作のことを指すのか。ディフェンスとは何をすることなのか。僕が使っている言葉の意味は本当に選手たちと同じ意味として使えているのか。

こういったことをチーム内で共通した認識の意味を持って言葉を使えるようにしていく。

問題のきっかけとなった「45度」については、

チーム内では、

「フリースローラインの延長線上、3Pラインと交わる点」

として定義して共通認識としています。

こうすることで、チーム内では、「45度」と一言伝えるだけで全員が同じ場所をイメージすることが出来ます。チーム内で共通認識を持てる言葉、「共通言語」を持っておくことでかなり指導はしやすくなります。バスケットボールをプレーする上でも、チームを運営していく上でもこれほど便利なことはないですよね。

指導者と選手がうまく噛み合ってないようなチームをたまに見かけたりします。指導者は必死に指示を出していて、選手も必死にそれに応えようとしているけど、全く違うプレーをしてしまっている。

その原因は言葉の認識のズレにあるのかもしれません。










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