見出し画像

森のようちえんのススメ

私が森のようちえんの好きなところのひとつに縦割りクラス、
というかクラス分け自体が無いところです。

そのせいもあってか年少4歳ムスコは同学年でなくてもこちらがびっくりするくらい人見知りせず、実にすっと溶けこんでいきます。
近所の公園や園外のどこに行っても、羨ましいくらいのある種のコミュニケーションスキルを見せてくれます。

普通の園では通常同じ歳の園児は同じクラスに分けられ散歩に行ったり、園庭で遊んだり、歌を歌ったり大抵の時間は同じクラスの園児と過ごしていると思います。

大きな園で、同学年で何クラスか有る場合も何かの時間に触れ合うとしてもおそらく同じ学年と行動を共にするだろうし、特に今コロナ禍の中でそういった機会もあえて減らされているでしょう。

私の母は最近まで横浜の綱島で中規模の園の保育補助をしており、とくに今はクラス交代で園庭を使ったり散歩も控えている状況と言っていたので
更に触れ合う時間が少なくなっているのではないでしょうか。

息子が通う北九州の「森の育ち場」は小学校もあるので、フィールドとタイミングによっては年長年中だけでなく小学生とも遊べます。
もうその小学生のやさしさったら。今時こんな優しい子供たちがいるなんて、、、毎回驚かされています。
日本の未来も捨てたもんじゃないね。

だれも面倒を見てね、なんて言わないのにごく自然に構ってくれ、園児たちもすごく懐いているしムスコは甘えてお弁当まで食べさせてもらっているようです。

以前通っていた「NPO法人青空保育たけのこ」
私たちが初めて出会った、野外保育園。
ここでも初日に年長の男の子がムスコが靴を履くのを手伝ってくれていて、なんてあったかい子たちなんだろう。とびっくりしたのは今でも鮮明に覚えています。

子供は親や大人が「あれしなさい、これしなさい」と言ってもほとんど聞きません。
でも同じ子供から言われたりすると案外すっと聞いたりします。
同じことをしても、子供同士の方が格段に影響力があったりします。

同じように他のちょっとだけ上の子なんかに面倒を見てもらったり、遊んでもらったり優しくされた子は、下の子にも同じように優しくできるんですよね。
面倒みてもらったことを今度は下の子にしてあげる。その子は更に下の子に同じように接する。
そんな良い循環ができてきます。

縦割りクラスだからこそ味わえる、ちょっと上や下の子供たちのとの触れ合いは
ムスコの社会性をぐーんと広げてくれています。


いいなと思ったら応援しよう!