その笑顔に答えられなかった。
甥っ子姪っ子に会った。
流行りの感染症にかかって交代で熱を出す子ども達に、妹は疲れ果てていた
姪っ子はすこし成長して
遊んでほしくて私の顔を期待した顔でのぞいてくる
その期待した顔がかわいくて、無邪気に下手くそに遊ぶ、姿がかわいい。
甥っ子はまだママにべったり
不審者でもみる顔で私を見てくる
ついつい突いて、いじわるしたくなる。
どっちを見ていても勝手に笑顔になる
そのかわいい顔に応えられた。
こんなに自然に笑えたのは久しぶりかもしれない
ずっとずっと姪っ子達はかわいかった
だけど、
その笑顔に素直に答えられなかった
こんなになにも考えず、自然と笑えること
結構、長いこと忘れていた。
こんなに愛おしい瞬間を感じられていなかった
過去が悪いわけじゃない、
私が悪かったわけじゃない。
悪かったわけじゃない
そういう期間だったのかと思う。
ただ、
こうして戻って来れたことが
すごく、今愛おしい。
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