銃砲店主直伝! 猟場でカモを解体する方法(おいしく食べるまで)
獲りたてのカモを猟場で食べる
都銃砲・橋本勝弘さんの手ほどきでカモ猟で初猟果をあげた「けもの道新米ハンター」一行。続いては再び橋本さんより、カモの簡単な解体方法を紹介いただいた。
ナイフ1本とまな板代わりになるものがあれば猟場でもできるので、獲ってすぐに食べてみたいときなどに参考にしてほしい。
解体したのは新米ハンターの2人が獲ったカルガモ2羽。射獲直後に肛門から腸抜きは済ませてある状態からスタートした。
文・写真|佐茂規彦
写真で見る “猟場でできるカモの解体方法”
羽をむしる
まずは全身を覆う羽をむしり取る。猟場を汚さないよう、ビニール袋などは用意しておこう。羽は、まだカモが温かいうちにむしってしまうのが原則だ。
かなり力強く羽をむしっても大丈夫。ヒヨドリなどの小さい鳥の場合は、強くむしると皮が破れたり、皮ごと引きちぎってしまうので、注意が必要だ。
羽をむしるついでに、食べられない手羽先は関節で切り落としてしまう。
粗方むしり終えたら、残った細かい毛は遠火で焼いてしまおう。皮や肉に火が通らないように短時間でサッと炙る程度でよい。
炙ったあとは表面を水洗いして、焼け焦げた羽や毛を洗い流す。
解体する
つづいて解体を開始する。胸骨の両サイドに沿ってナイフで切れ目を入れる。
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