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けもの道 05[2018秋]

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狩猟専門誌『けもの道』の2018秋号の有料記事をまとめてお得に読めるマガジンです。特集テーマは「残された日本の島犬」。幻の屋久島犬が躍動する姿、本州でモンキードッグとして活動する…
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#狩猟犬

屋久島犬シノ、モンキードッグとして活躍中

文・写真佐茂規彦 篠山にやって来た屋久島犬シノ屋久島犬の「シノ」(約7歳・メス)は、屋久島から遠く離れた兵庫県|篠山市(当時、2019年5月より「丹波篠山市」)でサルを追い払うモンキードッグとして地域に貢献している。飼い主の清野未恵子さんはサルによる獣害対策の第一人者であり、神戸大学で教鞭を執りながら篠山市の獣害対策に携わっている。 屋久島犬との出会いは、島でヤクシマザルの調査研究をしていた学生時代までさかのぼり、現地で出会った屋久島犬の愛好家からシノを譲り受けた。

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優れた猟犬の血を次世代につなぐ 猟能研究会の重要性と意義

文網地貫 写真提供|中島猪犬訓練所 日本犬保存会とは平成30年5月27日、三重県にある中島猪犬訓練所にて公益社団法人日本犬保存会(以下、日保)主催の猟能研究会が催された。 日保とは、明治から大正にかけて大量に輸入された洋犬種との交雑によって絶滅の危機に瀕した日本犬の純血を守るべく、昭和3年に発足された日本最古の畜犬団体である。 以降約90年間の地道な努力が実を結び、今では不動の人気を誇る柴犬を始めとして、大型の秋田犬、中型の北海道犬、紀州犬、甲斐犬、四国犬の計6犬種が

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【猪犬閑話】姿芸両全を考える

文・写真八木進 猟師が追求する姿芸両全とは|猪犬を使っての猪猟師にとって「姿芸両全」は魅力ある言葉である。日本犬の愛好家にとっては特に「姿」に固執する猟人が多く、「姿芸両全」は究極の目標とも言える。 日本犬を例にとると「姿」が良い犬とは一般的には日本犬保存会(以下、日保)の日本犬標準が基になっているようである。日本各地の地犬を日本土着の「日本犬」として保存が開始されたころ、当然として体型の基準が必要となり、当時の状況を詳細に調査した理想の体型を標準とし、昔も今も不変とな

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【当世猪犬見聞録】日保登録四国犬で猪を獲る猟人

文・写真八木進 取材日|平成30年7月19日 猪犬がルーツとなった四国犬犬の起源は1.5万年前から3万年前ごろに狼から進化したという説が有力であった。最新の研究では年代は特定されていないが、「かなり以前」に狼から「野生犬」の祖先が発生、その中から人に馴れやすい個体が飼い犬となったという説も注目されている。 狼説も野生犬説も発生地は「東アジア」が定説になっており、ミトコンドリアDNA解析からさらに最新のマイクロサテライト解析でも東アジアの現生犬が犬のルーツに近い種とされ、

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