よりよいものを提供し、単価を上げるために、リーダーが取り組むべきこと
6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。
第15回目は、上杉鷹山(ようざん、1725年~1789年)です。江戸時代中期の米沢藩のお殿様で、財政危機に直面していた米沢藩を再生させた、日本史のなかでも屈指の名君とされています。アメリカのジョン・F・ケネディ大統領も尊敬していた話しは有名です。
私が本書で上杉鷹山を取り上げた理由は、上杉鷹山が立ち上げた米沢の絹織物業(「米沢織」)を通して、よりよいものを提供し、単価を上げるためのリーダーの心構えや、取組むべきことについて伝えたかったからです。
現代に生きていても、お客さまに更によりよいものを提供することで単価を上げることは大変なことです(近年の物価高による値上げは、ここでの「単価を上げること」には入りません)。単価を上げるため、原材料からより完成品に近いものを提供したり、求められる機能やサービスを追加することなどが考えられます。
それは、現在の事業の延長線上では絶対に生まれてきません。その実現のためには、リーダーの不退転の決意と、リーダーを中心にしたプロジェクトの推進が必要となります。
本書では、上杉鷹山が米沢織を立ち上げた経緯などを紹介しながら、上記のことについて考えてみました。詳細については、本書の「どのようにしたら高く買ってもらえるかを考えてみよ 上杉鷹山」をぜひお読みください。
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