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ちょっと不真面目すぎませんか。おカネのことではありませんが。
投票行ってきました。結果は今晩よくみます。
ふと思いました。自称「歴史・政治オタク」数十年ですが、「昔はこんなに首相就任直後に即解散していたっけ?」と思い、平成以降の内閣の首相就任時と総選挙時を確認してみました。歴代内閣の首相就任時-総選挙実施時です(昭和までやりませんでしたが、記憶の限りではそんなに傾向は変わりません)。
宇野内閣 1989年6月-総選挙なし
海部内閣 1989年8月-1990年2月(6か月)
宮沢内閣 1991年11月-1993年7月(1年8か月)
細川内閣 1993年8月-総選挙なし
羽田内閣 1994年4月-総選挙なし
村山内閣 1994年6月-総選挙なし
橋本内閣 1996年1月-1996年10月(9か月)
小渕内閣 1998年7月-総選挙なし
森内閣 2000年4月-2000年6月(2か月)
小泉内閣 2001年4月-2003年11月(2年7か月)
安倍内閣(1次) 2006年9月-総選挙なし
福田内閣 2007年9月-総選挙なし
麻生内閣 2008年9月-2009年8月(11か月後)
鳩山内閣 2009年9月-総選挙なし
管内閣 2010年6月-総選挙なし
野田内閣 2011年9月-2012年12月(1年3か月後)
安倍内閣(2次) 2012年12月-2014年12月(2年)
菅内閣 2020年9月-総選挙なし
岸田内閣 2021年10月-2021年10月(0か月)
石破内閣 2024年9月-2024年10月(1か月後)
やはり、やっぱり、首相就任直後に総選挙している内閣はほとんどありません。
森内閣の2か月、岸田内閣の0か月は衆議院議員の任期が迫っていたためで、正直これは仕方ありません。
まだ1年近く任期がありながらこんなに短期で解散・総選挙するのは平成以降では今回初めてなのです。
個人的な感想ですが、「首相就任直後は支持率があがるので、そのタイミングで解散・総選挙すべき」という風潮が麻生内閣あたりから聞かれるようになった印象があります。(麻生さんは、リーマンショックもあり即解散しませんでした。この点は麻生さんを公平に評価すべきだと考えます)
本来は、首相に就任して、一定の仕事をしてから信を問い、評価を受けるのが筋ではないでしょうか。これまでの総理に対する評価は毀誉褒貶ありますが、その一線は守ってきたのです。
首相の仕事をすることなく、就任直後なら支持率が高いから解散・総選挙って、
ちょっと、ちょっと不真面目すぎませんか。
これは石破首相の責任だけではありません。そういうモラルを問わない人が沢山いることが問題です。