9/11-9/17日経新聞レビュー
この1週間で気になった日経新聞の記事を5つほど取り上げてみたいと思います。
「コンテナ船、米の「渋滞」解消 西海岸沖合の待機船10分の1に」(9/11 朝刊総合2面)
これは供給遅れに苦しむ多くの会社様には朗報なのではないでしょうか。弊社のお客様でもこの1年は供給不足、遅れで苦しまれていたお客様が沢山いらっしゃいました。来年に向けてサプライチェーンが正常化し、経済回復に繋がって欲しいものです。
「「大倒産時代」どう生きる」(9/13 朝刊オピニオン面)
本記事は海外の事例紹介でしたが、日本でも確実に倒産件数が増えており、8月までに5カ月連続で倒産件数が増加しました。短期的にはコロナ禍の長期化、原材料等のコストアップがありますが、中長期では金利負担増大、後継者難、人材不足等が倒産要因となっていくように思われます。
「ビザなし短期来日を再開へ 個人旅行も解禁」(9/15 朝刊1面)
これはホテルや飲食店等、インバウンド関連の業界には朗報だったのではないでしょうか。円安が進んでいることもあり、今後は大きなインバウンド需要が見込まれるように思います。コロナ対策に留意しつつ、経済回復の大きなきっかけになって欲しいものです。
「介入準備、苦渋の選択」(9/15 朝刊総合2面)
為替介入に向けて市場関係者へのヒアリングを開始したとのことなのですが、なんとなくアドバルーンなのかな、と勘繰ってしまいます。ただ、主要因は別の所にあるとはいえ、政権支持率が低いこともあり、多少強硬な手段に出る可能性はあるのかもしれません(有効性はともかく)。
「全銀システム、フィンテック企業に開放 正式発表」(9/16 朝刊金融経済面)
これは今後の金融業界の在り方に大きな影響を与える話です。少なくとも送金サービスのプレーヤーが銀行独占ではなく、相当幅広くなってくるでしょう。