批判に耐える図太さももって頂きたい
極めて想像にすぎないのですが、もしかしたら、石破総理というのは社会や人からの批判に過敏な人なのでは、という気がしてきました。そう考えると、総理になるまでの軌跡も、そして総理になってからの言動も、一貫して理解できるのです。
ただ、総理になった以上、謙虚ではないといけませんが、批判に耐えて信条を貫く図太さももってほしいのです。ご本人としては社会や人からの批判に応えられているのかもしれませんが、外形としてコロコロ主張が変わっているようで、このままでは信を失ってしまいます。まさに「信なくば立たず」です。
こう言っては極めて不遜ですが、社会も人も勝手に批判する面はあると思うのです。
私事で恐縮ですが、私が歴史から現代につなげていく取組みも、批判的な人はいるでしょう。昔ならそんなご意見に萎縮していましたが、そんな声は信条を変える価値あるものではないことに、多少歳を重ねて気づきました。
私のこととは比較にならない批判を受ける生真面目な総理には耐えがたい面があるかもしれませんが、「勝手に批判しやがって」くらいの図太さをもって頂きたいです。
亡くなられた総理のライバルであった安倍晋三氏は、この図太さを持たれていました。ただ、それも第一次内閣の時に持たれず、第二次内閣になってから持たれていました。何ごとも遅いことはありません。「君子豹変す」です。