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時代が変わっても、リーダーに求められる力の本質は、変わらない

『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を6月11日に出版いたしました。出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介する予定でしたが、一人まだ書けていない人物がいました。
申し訳ございません。
 
最終回となる第26回目は、徳川家康(1542~1616年)です。
家康を最終回としたのには理由があります。
それは、私が今回、著書で取り上げた歴史上のリーダーのうち、最も尊敬するリーダーは家康その人だからです。
 
徳川家康を尊敬しているというと、「江戸幕府をつくり、士農工商や鎖国などの元を作った人ではないか」という声が時々あります。
その時その時でいちいち反論しませんが、そうした話しはその時の時代環境を背景とした事象に過ぎなくて、そのような事象は確かに現代には使えませんが、もっと本質的なところで家康に学ぶことは沢山あるのです。
 
それは、リーダーとして、
利他にもとづいたビジョンを示す力。
次々と新しく加わるメンバーを懐深く包み込む力。
常に他者から学ぶことをやめず、倹約してお金をため、、身体を動かして健康に気を遣う自制力。

 
このように現代にも通じるリーダーとしての力を備えた人物、それこそが徳川家康だったのです。
これが本書が徳川家康を取り上げた理由であり、家康がいなければ、本書は完成しませんでした。
 
詳細については、本書の「周りから失笑されるくらいの倹約をしてみよ」、「自分の幸せだけでなく、みなの幸せも願う目標にしてもみよ」、「大きな目標を実現したければ、年をとっても運動せよ」をぜひお読みください。
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