これは両親から聞いた話です。わたしの祖父は、倹約家で朴訥な人でした。ときどき備前焼の窯元へ行って、焼きが少し失敗したものを安く買っていたそうです。「備前焼をちょうでぇ」と言う人がいたら、自分が食事に使っている丼を洗ってその人にあげてしまうので、あとで祖母がカンカンだったそうです。
画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?