『ネトウヨ』は『依存症』であり『脳の病気』である―【認知的不協和理論】と【行動依存症】の関係性から考察―

あくまで「自主的な考察」です

【認知的不協和】とは何か?

『自分が正しいと信じてきた認知(考え・価値観・行動)』とは別の
『新しい・相反する・否定する・矛盾する認知』が出てきた状態

あるいは

『理想の自分・言っていること』
『現実の自分・やっていること』とのギャップの中で
バランスが取れなくなっている状態で

そのときに覚える“不快感”や“ストレス”や“不全感”を表す社会心理学用語

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そして
その【認知的不協和】の状態にあるとき
人は何とかそこから抜け出し
矛盾を解消し
自分の存在を正当化しようとする

その考え方を【認知的不協和理論】という

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この理論を提唱した『レオン・フェスティンガー』の仮説 によると⋯

1:不協和(矛盾・不快感)を低減・解消させるために
  なんらかの圧力(行動)を起こす

具体的には
古い認知または新しい認知のいずれかを否定する傾向にあり
1:新しい認知を取り入れ今までの古い認知変える
2:今までの古い認知に拘り新しい認知否定する
のどちらかのことが多い

その場合
比較的「変えやすい」方の認知を変えることで
「絶対に変えられない」認知を正当化しようとする

都合の悪い情報を意図的に矮小化したり
無視したり
都合のいい情報ばかりを集めたりすることで
不協和を低減・解消し自己正当化しようとする

2:不協和を低減させる圧力の強弱は不協和の大きさの関数である

認知的不協和の度合いが大きければ大きいほど
不協和を低減させる圧力はその度合いに応じて大きくなる

不協和(矛盾・ストレス・鬱屈・不安・恐怖など)が大きいほど
デマ妄想(認知の歪み)を信じ込みやすくなり
詐欺やマルチ商法やカルト宗教や陰謀論に騙されやすくなる

俯瞰的・客観的・論理的・体系的な思考ができなり
自己正当化するあまり
嘘・隠蔽・改竄をして
誰かを執拗に攻撃することで不協和を解消しようとする


タバコの例で見ると⋯

認知1:タバコを吸う(古い今までの認知・行動)
↕ 認知的不協和
認知2:タバコを吸うと肺癌になりやすい(新しい認知)

この不協和を低減・解消するためには

選択A(認知1の変更)=行動の柔軟性
認知3:禁煙する ←変更
認知2:タバコを吸うと肺癌になりやすい

タバコを吸うのをやめることで
不協和は解消する

しかし実際には
『ニコチン依存症』になっているとなかなか止められない

そうすると
その行動(依存)を『正当化』するために認知を追加する

選択B(認知4.5.6の追加)=硬直化→ニコチン依存症
認知1:タバコを吸う         ←正当化
認知2:タバコを吸うと肺癌になりやすい ←低減・矮小化・否認
認知4:喫煙者で長寿の人もいる      ←追加
認知5:交通事故で死亡する確率のほうが高い←追加
認知6:ストレスが和らぐ・頭が冴える    ←追加

そうやって都合の悪いこと(認知2)を矮小化し
見えなく(考えなく)することで
自分の選択・行動・情動・依存を正当化しようとする

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参考)認知的不協和(wikipedia)より

ある意味
この【認知的不協和理論】
そこから生じるストレスや不全感を解消しようとする
自分の『依存症を正当化』しようとする
『心の動き』=【防衛機制】とも言える

例えばアルコールや薬物やギャンブルなどの依存症は
自分が依存症だと認識できない【否認の病気】とも言われ
自分の行動が客観的に見えなくなっている

自分の行動が認識できず
欲望(不安・恐怖)の膨張を抑制できない
行動をやめられない

行動することで脳内麻薬(ドーパミン)を放出させ
「快感を得る」=「脳(思考回路・神経回路)を麻痺させる」
=「不安や恐怖を忘れることができる」

という【防衛機制】の働きとも言えるだろう

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だから

認知8:副流煙は有害(特に子供)
認知7:公共施設等における全面禁煙化

という意見に対して

反対派(ニコチン依存症)
認知9:個人の自由を制限するもの=禁煙ファシズムだ

自分の行動を正当化しようとするあまり
批判者(制限・抑制者)に対して攻撃的になり
自分の行動・価値観・依存症を正当化しようとする

参考)禁煙ファシズム(wikipedia)


ブラック企業やカルト宗教の例を見ると⋯

もともと【認知的不協和理論】
マルチ商法やカルト宗教やブラック企業に嵌まる原因
あるいは『洗脳』のメカニズムとしてよく知られている

ブラック企業
認知1
:生活の為に働かなければならない
↕ 認知的不協和(ストレス・精神疾患・病気)
認知2:長時間労働・サービス残業・パワハラ・ノルマ・法律違反

こういう不協和状態に置かれたとき
どういう選択をするのか?

選択A(柔軟性)
認知3:辞める(通報する・闘う)
認知2:長時間労働・サービス残業・パワハラ・ノルマ・法律違反
選択B(認知4.5の追加・仕事依存症・硬直化)
認知1:生活の為に働かなければならない
認知2:長時間・サービス残業・パワハラ・ノルマ ← 我慢する・思考の麻痺
認知4:雇ってもらった恩義・みんなに迷惑をかける
認知5:社会の役に立っている・やりがいがある・将来に役立つ

多くの人は『選択A:辞める』だろう
しかし中には選択Bの人も一定数いて
そのためにブラック企業はなくならない

そして選択Bの人は
無意識の内にストレスが蓄積され
視野が狭くなり
考えが硬直化し
想像力が低下し
精神的にも身体的にも破滅へと向かって行く

そして
ときには『選択A』の人に対して
経営者側に立ち
経営者と一体化し(=共依存)
経営者(権力者・教祖)を擁護する側に回り
「裏切り者」「共産主義者」「洗脳されている」と誹謗中傷する
(それは自己正当化しようとする『依存症』の症状)

参考)ブラック企業が新入社員をしごくのは認知的不協和を利用したものでカルトの入信の儀式と同じ - Togetter 

『洗脳』の手段として
『不安』や『恐怖』を煽り
できるだけ『高いハードル』=『激しい不協和』を設定し
そこを乗り越えさせるというものがある

例えば
ブラック企業の『しごき新人研修』や
カルト宗教の『厳しい修行』や『高額なお布施』
あるいは学校の『激しい受験競争』や
小学校の『素手でのトイレ掃除』など

その高いハードル(不協和)を乗り越えた者は
『選ばれた人間』だという優越感達成感万能感
仲間や組織どの一体感などを錯覚させ
上司や教祖や組織の命令に従い
忠誠心を示すことで
快感(ドーパミン放出)を感じるようになる

そうして
奴隷的・依存症的人間を作ることができる

経営者・権力者・教祖・組織[一体化=同一化]
〚抑制力自省力共感力想像力〛=自立心が崩壊し
攻撃的・破壊的・破滅的人間が出来上がる


虐待・体罰・いじめ・あおり運転・窃盗・性犯罪などの
『行動依存症』の正当化⋯【認知の追加】=【認知の歪み】

虐待・DV・体罰・いじめ・あおり運転・窃盗・性犯罪など
逮捕され
証拠を突きつけられても
「自分は悪くない」「相手が悪い」「誰かに嵌められただけだ」
「相手のために思ってやった」など
自分の罪や責任を認めず
やったことを矮小化し
被害者に責任転嫁し
誹謗中傷し
自己正当化しようとする姿をよく見かける

それも【認知的不協和理論】で説明できるだろう

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参考)被害者サポートセンターおかやまHP『性犯罪被害者の心理』大阪高等検察庁 田中嘉寿子検事講演 その5「性犯罪の加害者」より

自分の中にある不安やストレスを解消しようと
身体が快楽(ドーパミン)を求めて動いてしまう
行動依存症=犯罪行為を正当化するために
新しい認知を追加する→【認知の歪み】

それはストレスから自分の脳を守ろうとする
『防衛機制』の働き


大地震の後の『噂・流言』と【認知的不協和理論】⋯「不安の正当化」

そもそも「“レオン・フェスティンガー”の【認知的不協和理論】の研究は
『インド大地震(1934)後の噂に関する研究』によって
動機付けられた」という

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参考)Leon Festinger(wikipedia英)翻訳

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参考)不惑の認知的不協和理論:PDF(奥田秀宇)

それによると
恐ろしい噂・流言やデマや陰謀論は
人々の心の中の「不安や恐怖を正当化する」ものだと言う

大地震が起こり
認知1:
大地震による不安・恐怖
 ↕ 認知的不協和
認知2:みんなそうでもない・平気・淡々としている・平和 

大地震のあとの混乱の中で
「どうしたらいいのか」不安と恐怖に怯えているのに
周りの人たちは平気で生活している!

そのときどんな行動に出るか?

選択A(認知1の変更)→冷静で柔軟な客観的視点の回復
認知3:
大丈夫・なんとかなるだろう
認知2:みんなそうでもない・平気・淡々としている・平和
選択B(認知4.5の追加)→『不安・恐怖』煽り→硬直先鋭化
認知1:
大地震による不安・恐怖←自分は正常・正しい=自己正当化
認知2:みんなそうでもない・平気・淡々としている・平和←頭がおかしい
認知4:また大地震が来る・もっと大きな不幸が訪れる(予言・妄言・断言)
認知5:外から犯罪者が来ている・ライオンが逃げた(被害妄想・流言・デマ)

よくクレーマーやストーカーやネット荒らしやナルシストが
「自分は正常」「自分は正しい」「正義」で
「周りの人たちが異常」「頭がおかしい」「誰かに操られている」
と怒鳴り散らす

それはあおり運転や
いじめや体罰や虐待も同じ

カルト宗教は自分たちは正しく『正義』で
教祖は世界を救う『救世主』だと信じ込み
批判者は自分達を潰そうとする悪魔に「洗脳されている」と
被害妄想に取り憑かれて
聞く耳を持たず
破滅的な行動に出る

それは心の中にある情動(不安や恐怖)を反映したものだと言える

同じことが
『陰謀論者』『歴史修正主義者』にも言える

彼らは
ときには
目を釣り上げて相手を威嚇し
相手を恐怖に陥れようとし
またときには
涙を流し泣きじゃくり
不安脅威を煽り
自分の不安・恐怖(情動)を正当化し

相手の心や行動をコントロールしようとする

それは『カルト宗教』や『詐欺師』と同じ手法

認知が歪み
客観的・体系的・論理的思考ができない
被害妄想に取り憑かれた
『陰謀論者』『歴史修正主義者』ほど声が大きく
ネットに溢れかえる

同じような情動の人どうして固まり
集団を作り
慰め合い
自己正当化するために
必死に周りを洗脳しようとする

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追記)後で確認のためwikipedia(英)翻訳を見たら
フェスティンガーの『認知的不協和の仮説』が
最初にあげたwikipedia(日本語版)とニュアンスが微妙に違っていたので
貼っておく
こちらの方が『陰謀論』『歴史修正主義』の発生の仕組みを
端的に表している

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『ネトウヨ』と『リベラル』を分けるもの⋯【認知的不協和理論】

社会の中には
様々な【認知的不協和】で溢れ
意見の対立が乱立している

その中で『ネトウヨ』と『リベラル』の分けるものは
何なのだろうか?

認知的不協和
認知1:
褒められる自分・勝つ・強い・成功・優越感
    (理想の美しい自分・言っていること)
認知2:怒られる自分・負ける・弱い・失敗・劣等感
    (現実の醜い自分・やっていること)
認知3:競争に勝たなければならない・レールから外れたら負け

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人は社会に『生まれた』瞬間から否応なく
弱肉強食の世界に閉じ込められ
認知3:競争に勝たなければならない・レールから外れたら負け
という圧力が強まれば強まるほど
社会が窮屈になり
ストレスや不全感や鬱屈が溜まり
その中で犯罪いじめ精神疾患自殺などが増えていく

その中で
その【認知的不協和】を低減・解消するには
どうしたらいいのか?

『リベラル』の思考
認知3の価値観・行動を変更する

選択A(認知3の否定・懐疑)→考え方の変更・柔軟性(客観性)の回復
認知1:
褒められる・勝つ・強い・美しい・優越感 ←低減
認知2:怒られる・負ける・弱い・醜い・劣等感  ←低減
認知4:それぞれ個性がある・競争は意味がない→自主性・ゆとり

そもそも認知3(規則・ルール・道徳など)は人が集団を作り
共同で生活する中で出来てきたもので絶対的なものではなく
時代とともに変わってくるものである

そして人にはそれぞれ[長所と短所][得意・不得意][良い面と悪い面]
[立派な面とだらしない面]があり
それ(認知1認知2)は一体のものであり
それを合わせて『個性』なのだから
『良い面』『得意なこと』『興味があること』を伸ばせばいい
という考え方

それに対して

『ネトウヨ』の思考
認知3(特に明治維新後から戦時中に作られたルール)を絶対化し
認知2を否認する
⋯弱さ・だらしなさ=個性を認めない

新しい認知5・6・7を追加し
認知2の悪い(醜い)自分を見えなく(矮小化)し
認知1の『強い自分』しか認識できなくなる(優越の錯覚)

選択B(認知5・6・7の追加)→依存症・硬直化
認知1:
褒められる・勝つ・強い・優越感→強化・優越の錯覚・万能感
認知2:怒られる・負ける・弱い・劣等感←否認・自分は悪くない・他人のせい
認知3:競争に勝たなければならない・レールから外れたら負け→絶対化
認知5:自分よりもっと劣っている人もいる→マイノリティー差別
認知6:自分は日本人(優秀な選ばれた人間)→唯一の拠り所・依存
認知7:自分(日本)が貧しいのは誰かの陰謀→被害妄想・陰謀論・在日認定

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ここで重要になるのが
自分の中にある
《認知2:怒られる・負ける・弱い・劣等感・不正・悪事・後ろめたさ
分裂・否認するということ

つまり『ネトウヨ』は
《自分の行動(依存・過ち)が認識できない・考えられない
責任が見えない・反省できない・抑制できない》
ということ

そして
自分の中のその『悪』を他者に責任を押し付け誹謗中傷する
(だから相手を罵倒する言葉が「それはお前自身のことだろう」と
いうことが多い⋯「嘘つき」「印象操作」「悪夢」など)

例えば『戦争』でも『大事故』でも『汚職』でも
『窃盗』でも『レイプ』でも
「自分は悪くない」「何者かに嵌められた」「マスコミが悪い」
「批判するほうが理解不足」
と他者のせいにしようとする

[例えば
突然出してくる「ウイグル話法」とか
安倍の「久兵衛」連呼も
マスコミ(朝日)批判も
認知2
自分の『責任』や『悪事』『後ろめたさ』を回避しようとする
心の動きと言える]

「日本人は不正はしない」「差別はしない」
「素晴らしい民族だ」「マスコミの捏造だ」
と言いながら
隠蔽や嘘を繰り返し
都合の悪いものは廃棄し
部下に責任を押し付ける⋯

ネトウヨは依存症の一種で
自分の行動(依存症)が認識できていない

心の中の『不安・恐怖』を紛らわすために
脳の中に『ドーパミン』を放出させるために
『認知2』を見えなくするために
なにかに依存しようとする

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認知2の『悪い(醜い)自分』を分裂・否認し
相手に押し付けて
認知3『支配構造』の中で
強者・権力者・支配者側に立って批判・攻撃することで
優越感万能感を感じることができる

脳内にドーパミンを放出させ
快感を感じることができる

不安や恐怖を払拭することができる


何に依存するのか?⋯【自民族中心主義】

『レオン・フェスティンガー』の仮説 に
「矛盾した2つの認知がある場合
比較的変えやすいほうの認知を変える」
というのがある

それは言い逃れできない=絶対に変えられない事実⋯
『失敗』や『敗北』や『過ち・犯罪』や『後悔』を正当化するために
【認知を追加】【責任転嫁】したり
【記憶を改竄・消去】したりすることで不協和を低減させ
自分を納得させようとすることであろうが

逆に考えれば
自分の存在不安・恐怖を
《絶対に変えられないこと》すがる」とも言え
例えば出身や家柄(祖先)や学歴を自慢し
強調することで承認欲求を満たそうとする

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
追記)あと
《絶対に反論できないこと》すがる」というものもある
例えば靖国を語るとき
「英霊(特攻隊)のおかげて今の日本の繁栄がある」
「国の為に命を捧げた人たちに感謝するのは当然だ」
「(首相や天皇は)靖国神社の公式参拝すべき」という
『靖国』や『特攻隊』や「国の為に死ぬ」ことを美化し
絶対化しようとする意見に対して
「いや特攻隊なんて戦局になんの影響も与えなかった」
「日本の戦死者の過半数は餓死だった」「ただの犬死だった」
「ただの洗脳された人たちだった」
「強制的に行かされた可愛そうな人たちだった」とは言いにくく
結局は日本を戦争に導いた『A級戦犯合祀問題』に矮小化されていく

また『ウイグル話法』や『ナイラ証言』もこれに当たる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

それが【自民族中心主義】に繋がり
それはどこの国でもある

【自民族中心主義】
自分の属する民族・人種を美化し、他の民族・人種を排斥しようとする態度。エスノセントリズム。

そして社会が混乱・衰退し
自分の存在への不安・恐怖やストレスが増していくとき
国家主義(ナショナリズム)や軍国主義・全体主義・民族至上主義
が台頭してくる

『愛国心』を強調し
反対者を排除しようとする

自分の中の『不安や恐怖』を打ち消そうと
「日本人(=自分)スゴイ」という情報ばかり集め
都合の悪い(=日本人が悪いことをした)情報は無視する
目(頭)に入ってこないという
『防衛機制』が働く

そして日本(自分)を批判する者は
在日・反日だと思いこむことで
責任転嫁し
自己正当化し
自分を大きく見せようとする


【男尊女卑依存症社会】と『性犯罪』

大森榎本クリニック精神保健福祉部長の斉藤章佳氏は
『日本に痴漢が多い』原因として
「日本の根深い【男尊女卑依存症社会】がある」と主張している

痴漢は性依存症の一つであり、行為・プロセス依存に陥っている状態です。その背景には、ストレスがあり、日本社会特有の男尊女卑的な価値観がある。痴漢は、生まれながらに痴漢なのではなく、社会の中で痴漢になっていくのです。つまり学習された行動といえる。
『ストレスと依存症の深い関係 きっかけは日常の中に―精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳さんに聞く』(NIKKEI STYLE)

男尊女卑依存とは何か?
男性は尊い ↔ 女性は卑しい
男性は偉い ↔ 女性は愚か
男性は支配 ↔ 女性は従属
という家庭・学校・社会の価値観(家父長制度)の中で生まれ育ち
そういう両親や大人たちを見てきた子どもが
その支配構造=競争社会の中で
「認められたい」「バカにされたくない」
「下に見られたくない」「男は○○でなければならない」
という思いが強いほど
理想と現実の間のギャップの中で
不協和(ストレス)が増大し攻撃的になる

融通がきかず
自分の行動を否定されると怒り出す

例えば生活習慣(マナー・礼儀・道徳)など
「◇◇をしてはいけない」
「☆☆をすべきだ」
と思いこんでいる人が
平気でしている(しない)人に怒る→『▽▽警察』

自分の『思い・考え・選択・価値観』と全く違う
行動をしている人を見たとき
「こう思っているに違いない」と妄想で叩く
例えば
「○○(政党・団体)支持者は□□だ」
「✕✕(アイドル・芸能人)推しは△△だ」
と決めつけ批判する
あるいは対立し罵り合うのは至るところで見られる

そこでは自己正当化することに躍起になり
他者に対する共感力や想像力が欠落・喪失する

そして
そういう環境の中で生まれ育ち
会社や学校や家庭や地域社会の中でストレスを抱え
その発散手段として痴漢に目覚め
支配欲達成感優越感を求めて犯罪を繰り返し

その行為を正当化するために
新しい認知を追加する→【認知の歪み】

痴漢の常習者となっていく男性たちは
やがて修正し難い【認知の歪み】を持つようになる

・露出の多い派手な服を着ている女性は痴漢されても仕方がない
・最初はイヤがっていても
 多くの女性は痴漢されているうちに気持ちよくなる
・女性は痴漢されたいという願望を持っている
・今週も1週間仕事を頑張ったから自分は痴漢しても許される
『痴漢は「依存症」である~常習者の歪んだ認知「仕事を頑張ったから痴漢は許される」!?』(HEALTH PRESS)
痴漢常習者は、よく『リスクやスリルがあるからやめられない』と言う。
ギャンブル性とか、ゲーム性、支配欲や達成感、優越感といった、複合的な快楽が重なり合っていると言える。
性暴力の本質は、日本社会に根強く残る男尊女卑的価値観を背景にした加害者側の支配欲求です。ただの性欲の問題ではない。
『痴漢は「性的欲求」を満たすためではない~<男尊女卑的価値観>の支配欲求か?』(HEALTH PRESS)

存在不安(見捨てられる不安・否定される恐怖)が強いほど
「勝ちたい」「認められたい」「褒められたい」
という思いが強くなり
【男尊女卑社会構造】を正当化・絶対化し
その社会構造=支配構造と一体化・同一化
依存し
融通がきかず
『不協和・ストレスは増大』し
『痴漢(行動依存症=犯罪)』は増える

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『ネトウヨ』は【ピラミッド支配構造依存症】であり『脳の病気』である

それと同じようなことが
在日差別・アイヌ沖縄差別・生活保護差別・LGBT差別やヘイトクライム
そして『陰謀論』や『歴史修正主義』の中に見ることができる

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「日本人は特別な民族」「日本人の自分は優れている」
「選ばれた人間」「英霊のおかげて今の繁栄がある」
「ヒトラーとA級戦犯は違う」「特攻隊と自爆テロは違う」
「国の為に死ぬことは当然」「反対者は在日・中共のスパイ」
「反対者は日本を陥れようとしている」

それらは自分の中にある
自分の存在が否定されることへの
『不安や恐怖』を打ち消そうとする
心理的メカニズム(防衛機制)から生まれてくる
【認知の歪み】で有り
【行動依存症】=『脳の病気』であろう

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注)【ピラミッド支配構造依存症】
(ヤクザ・カルト宗教・靖国神社・ブラック企業⋯)
その構造の中でしか物事や他者を見たり
考えることができない→硬直化
常に社会(日本)をこの構造の中に持っていこうとする→改憲・強制
自我の分裂→善悪二元論→優越の錯覚→自己愛性パーソナリティ障害
→妄想性パーソナリティ障害
自分の後ろめたさ(不正・悪)を払拭し
自分の存在・地位・利権を正当化するために
常に誰か(批判者・敵)を攻撃し
誹謗中傷する必要がある
『ネトウヨ評論家』や『ネトウヨ政治家』の言動を見ればわかりやすい
【愛国心】
構造・組織・教祖の為に命を捧げる
構造・組織・教祖に忠誠心を示す為に反対者や敵を殺す・攻撃する
構造・組織・教祖の為に死に行かせる(追いやる)
気に入らない者
生意気で反抗的で意見する者を死へ追いやり
媚びて従順で奴隷的な者
身内や自分の利益になる者を側に置き重用する

それはいじめの構造そのもの
そのことに快感を感じる
その行為を正当化する→「犠牲があったから今の繁栄がある」

そして
それがモリカケ桜黒川学術会議問題の本質

そしてその【認知の歪み】【至上主義】【優越の錯覚】の行き着く先は
『優生思想』であり
『大量殺人』であり
『ファシズム』であり
『アウシュヴィッツ』であり
『インパール作戦』であり
『沖縄集団自決・住民虐殺』であり
『米軍原子爆弾投下』であろう

それは『ギャンブル依存症』と同じ構造
脳の抑制機能が低下し
柔軟性が失われて
欲望が膨張し続ける

自分が信じて疑わない
依存している【ピラミッド支配構造】
否定されることに怯えるあまり

「柔軟にリスクに対する態度を切り替える能力」が壊れ
【ピラミッド支配構造】を守ることしか考えられず
負けを認められず
死(滅亡)へと向かっていく

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↑参考)「ギャンブル等依存症」などを予防するために:PDF(文部科学省)

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↑参考)ギャンブル依存症の神経メカニズム -前頭葉の一部の活動や結合の低下でリスクの取り方の柔軟性に障害- :PDF(京都大学)


まとめ

『依存症』を治す第一歩は
まず“自分が依存症だと自覚すること”だと言われる

それがアルコールや薬やギャンブルだったり
性犯罪や万引きや虐待だったときにはわかりやすい

また
医学や心理学の進歩により
その発症メカニズムや治療法が解明されつつある

しかし
『男尊女卑』や『ピラミッド支配構造』や『国家』に対する
依存症だった場合
自覚することは難しい

例えば『アメリカ大統領選挙陰謀論』や
『愛知トリエンナーレ』それに続く
『愛知県知事リコール不正署名問題』など
まともな会話が成立しないし
「自分が正しい」「正義だ」
「あいつが悪だ」「反日だ」という
被害妄想に取り憑かれた人ほど声が大きく
他者の意見を聞く耳を持たず
同じ依存症の人で固まり合い
自分たちは正しいという思いを強くしていく

一般人でも
人は知らず知らずに
「差別される(いじめられる)方にも問題がある」
「誹謗中傷される方にも問題がある」
「被害者の方にも問題がある」
「(教育)格差なんてない」「貧困は自己責任」
「マスコミや野党にも問題がある」と言って
その『支配構造』『利権構造』を正当化する側に立って
被害者や弱者やマイノリティーを攻撃する

それが『依存症』である限り
常に生贄を探している
いじめでも虐待でもあおり運転でも痴漢でもネトウヨでも
ターゲットがいなくなったらすぐに
次のターゲット(弱者)を見つけなければ精神が安定しない
安心できない
そういう脳になっている

『虚言癖』『詐欺師』が国のトップにのさばり続け
(ギャンブル)依存症の人が国や財政を動かし
自然(日本文化)破壊やマイノリティー差別を繰り返し
反対者や批判者を攻撃排除し
それを見て自分が強者・権力者になった気分になり
快感を得る
(いじめやヘイトスピーチを見て気持ち良くなるのと同じ)

「国債は借金ではない」「辺野古は唯一の解決策」
「ダムが洪水に対する唯一の解決策」
「コロナはただの風邪」「さざ波」「屁みたいなもの」
「PCRは無意味」「gotoは感染拡大させない」
「(五輪中止の)世論が間違っている」
「(専門家や学者は)越権行為だ」

そうやって
結局は支配構造=利権構造を維持され
日本は食いつぶされ
柔軟性や革新性が失われ
格差は拡大し
硬直化し
衰退していく

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