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マレー半島陸路縦断〜タイ国境の街・パダンブサール

1/17(金) 、13:30 イポー駅出発。
北上してアロースター駅まで。

相変わらず列車内は満席。ここからは家族連れが多い気がした。みんなどこへ向かうんだろう。

初めて進行方向の席に座れた
車窓から

小さい子供が何人かうろちょろしていたのだが、誰がママかパパか親戚かわからないくらい、色んな人がその子ども達の相手をしたり面倒をみたりしていて、なんか良いなと思った。

車窓から
車窓から

騒がしい車内とは裏腹の、穏やかな風景を眺めながらあっという間にアロースターに到着した。

15:36、アロースター駅着。アロースターは、ケダー州の州都。タイ国境にも近いことから、タイ文化の影響も見られるようだ。王都として栄えた歴史がある町だが、旅行者が立ち寄ることはほぼないらしい。

アロースター駅正面。
左にはマレーシアの国旗と、ケダー州の旗。

実は、前もって列車の予約をしていたのはここまでが限界だった。ここから先、目的地のパダンブサールまでは、KTMコミューターという、マレー鉄道の中でも長距離列車ではなく、近距離列車を使う。いわゆる大阪と京都くらいの近郊地域をつなぐローカル鉄道だ。多分。

クアラルンプールで購入していた、ICOCAみたいなプリペイドカードを持っていたが、駅構内ではチャージできないと言われ、仕方なくクレジットカードで切符を購入。公共交通機関でもはや現金も使えない。不便なのか便利なのか分からない。

ちなみに、マレーシアでクレジットカードを使うのに、不正利用されることもあると書かれていたので少々不安でもあった。私は2つのカードを持っていたのだが、だいたいいつもどちらかが通らなかった。なぞ。

駅構内のコミューター用の券売機で、パダンブサールまでの切符を買った。またもや一つのカードが使えず、もう一個のカードでなんとか買えた。イポーでの件があったので、ここでは時間が来るまで待合室で座って待つことにした。

17:40、アロースター出発。コミューターは乗客が少なく、地元人しか使わないイメージ。のんびりした車内。

電車がきた
車内の様子
席の並びもローカル線ぽい

旅行者などほとんどいない車内。みな各駅で降りて行き、その度になぜか不安になる(笑)。景色を見て不安な気持ちをまぎらわせながら、1時間もしないうちに、パダンブサールに着いた。

イポー→アロースター→パダンブサール
パダンブサール駅(マレーシア側)

18:30、タイとの国境の街、パダンブサールに到着。まだここはマレーシアだが、時刻はタイの時刻に変わっていた。アナログの腕時計を1時間早める。

とにかく、朝クアラルンプールを出発し、1日かけて国境まで来れたことはちょっと達成感もあった。

パダンブサールで1泊するため、昨夜ネットで宿を予約しておいた。明日は朝から国境を越えるので、イミグレーションまで徒歩で行ける距離の宿にした。

パダンブサール駅からGRABで配車予約しようとすると、近くにちょうどタクシーがいたので、そちらを使うことにした。

運転手のお兄さんに、イミグレーションの場所も教えてもらいながら、宿に到着した。小さなドアが玄関ぽいが閉まっている。メールアドレスに到着したことを返信したら、すぐに返事がきて、ヒジャブをまとったオーナーらしき女性がやってきた。

ここは部屋だけがあって、事務所は別の場所にあるらしい。宿泊者にはセキュリティ番号を渡され、その番号で自由に出入りできるとのことだった。管理人がいないのはなんとなく不安だった。

アロースターからの列車あたりから感じた、何となくの寂しさや不安は、パダンブサールに到着してからも続いた。夜に着いたのもあり、人が少なく思えたせいもあるかも。

オーナーさんに、何かあれば連絡してと、電話番号を交換した。ホテルには水が用意されていたが食料は何も持っておらず、近くにスーパーとかあれば、買い出しにでも行こうか。。

To be continued......

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