激しい拒否の果てに、、、
両親による押さえつけから始まってしまった自己注射。
翌日は注射器を見せるだけで泣き、再び押さえつけ。3日目には「このままではやばい。ムスメのストレスがとんでもないことになる」と夫婦で話し合いました。
夫は夜勤や準夜勤がシフトであり、2人ならなんとかなるが、私1人の日は打つこともままならないと言う事態になることが明らかでした。
話し合った結果、製薬会社さんが口にした「3歳でしょ?寝てからした方が、、、」と話を思い出し、眠ってから打つことを試すことにしたのです。
夫とは生活リズムがちがうため、ムスメは私と2人で寝ています。寝落ちた頃に注射器をとりにいき、2人でムスメのお尻を出して打ちました。
するとムスメは寝ているのに、痛くてもがくのです。注射をしない方が慌てて押さえてつけて続行しましたが、翌朝には青い注射跡がのこりました。
実は私たち夫婦、この注射は、本当は痛くないと思っていたんです。
どれだけムスメが「痛い!」と泣き喚いていても、「世界最細の針」で、痛みを軽減できるよう開発された的なこと聞いたか、読んだかで知っており、「痛いと思ってるだけちがう?」と思ってました。
でも、寝てる時に痛がる姿を見て「あれ?痛い?」とやっと気づきました。
それに気づいた時、どうしようもなく申し訳なくなったのを覚えてます。
ムスメは3歳健診でひどい遠視を指摘され、この治療が始まる3ヶ月ほど前から弱小矯正の治療もうけていました。
私が遠視から片目弱視になったため、おそらく遺伝なのかな?と思うのですが、3歳児には負担となるいろんな治療が重なり、ムスメへの罪悪感がいっぱいになりました。
その後は、ムスメへの負担が少なく安全な方法を探し「寝ている無意識の状態で動く方が危ないのでは?」と起きている時に戻して激しい拒否をされたり、就寝中に注射を打ったら起きて泣かれたり、寝ていてぴくりとも動かない時があることに気付いたり、押さえつけが甘く流血させてしまったり、と、試行錯誤をしながら約2週間後(予定が合わずほぼ3週間ですが)の診察日を迎えました。
今もですが、定期診察にいくと医師からは必ず「注射は問題なく打てていますか?」と聞かれます。
自己注射後初めての、この診察時に「拒否が強くて、寝てからしてます」と、伝えたのですが、その時はまだ幼いし、先生も仕方ないと捉えたのか、そこに対してお叱りもなく、「また困ったことがあれば言ってくださいね。毎日気を張りすぎずに、旅行とかの時はお休みしていいですよ」と言ってくださいました。
その時、私は「ああ、寝たままでも、注射できたらそれで良いのか」と捉えてしまい、次回以降「注射は順調に打てています」と言う返事しかしなくなりました。
やっぱり注射のしんどさはまだまだ続いてましたが、ひとまず時間を決めて、頑張って寝かしつけて、夫はもしくは同居してる母にも協力してもはい2人がかりで、怪我をさせないように注射を頑張り続けました。
ちなみに、17日で0.2センチ伸びてました。
この頃、1月で1ミリも伸びないことも多くて、「おお、伸びてるな」と言う感じでしたが、1ヶ月後、0.8センチも伸びていて、「やってよかったかも」と感じました。