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もういい加減移転しよう移転しようと思って結局同じプラットフォームで書き続けている。記事が同じ場所に集約していてほしいのよね。まあいつかは消えるのだから、移転したらどうってこともないんだけれど。私が過去に利用していた「cgiboy」「chip!!ブログ」「alfoo diary」「やぷろぐ」はすべてサービスごと消滅した。私が消さなくてもいずれ消えるという安心感はなかなかネットでは得られないものである。

あっという間に私の3週間の冬休みも1週間になってしまった。もうただのんびり起きたい時に起きて寝たい時に寝て本を読んで食べて猫と遊ぶだけ。実家に帰るとかうるさいテレビを見るとか寒いなか掃除するとかあまり好きじゃないお節を作るとか初詣とか、したくないことをしなくてよい人生を私はようやく得ることができた。これ以上何もいらない怠惰な生活に終わりが見えてくるのがたまらなくつらい。今年の冬休みは短いのだ。がちゃがちゃ部屋の整理をしながら(したいときにする掃除は楽しい。年末だからって掃除しなくても誰も文句を言わない。)不用品をリサイクルショップに売ったりジモティーに出す。捨てる手間と罪悪感の軽減としてよい手段である。基本的にジモティーは無料で出品するのでほとんどの場合引き取り手がある。みんなどんな気持ちや用途で使っているんでしょうね。転売するのか、困窮世帯なのか、ほんとにただ欲しいからなのか。石鹸ひとつに30分かけて自転車で来る人や、賞味期限1週間のレトルトカレーひとつに20数人の応募が殺到した話をしたら夫は「悲しいね」という。悲しいの?

今年も今年でそこそこ大変で、疲れて、ぱっとしない年だったけれど、まあまあ休みながら何とかやってきたという年である。毎年おんなじような感想。成長もないが退行もない(あるかも)。激動の一年、過ごしたことただ一度もなし。ただ、年々(お金がかからない生活になったり欲しいものが減ったりで)金銭的に落ち着いてきたり、(職場がたいへん近くなったり、図書館が徒歩圏内にあったりで)住みよい場所に移動したり、QOLは確実に上がっている。あとは痩せるだけ。働くことは相変わらずあまり好きじゃないし、好きになるにはそこそこ努力や時間をかけることが必要だなと頭で分かっていて手をつけられないでいる。修行不足、がんばり不足。モチベーションを高めるような行動も出来ていない。

ここ数年で一番人と会わなかった年にもなった。プライベートでもいつもより友人と会う回数は他の年よりずっと少なかった。夫と猫以外と過ごすには仲のいい友人でも2時間が限界になっている。ゆっくりランチして「じゃあね」くらいがちょうどよくなっている。30超えると友人減るっていうのはそりゃそうだよなというか、一緒に過ごさないかぎり共通の話題が減るよね。職場で隣に座っている人のほうがよっぽど話すことあるもん。

今まですごくお世話になっていた一方で負担に感じていたひとつの人間関係をまるごと切ってしまった。すべて私がいけないし、とても申し訳なく思っているけれど謝罪する勇気も出ない。私のために親身になってくれる人たちがいたことは本当にありがたかったのだけれど、私の気持ちや感情が動くものではなかったので、体調も崩したし、忙しくて不機嫌な時間が長くなったし、なんだか自分がやっていることが誰のためにやっているのかよくわからなくなってしまった。いわゆるキャリアの可能性みたいなのは狭まったけれど、私自身は生きやすくなったのでOKです!

ほんとにどうでもいいことばっかり書いてしまった。いろいろと思い詰める時間が年々少なくなってきているのはよいことだ。

スーパーは今どこもかしこも買い出しに来ている人が多すぎて、レジの人たちはほんとにえらいなと思う。私は短気だから忙しいときにクソ客が来たら殺しちゃうかも、、と思うけど仕事だと思うとけっこう抑制がきくよね。みんな職場だと殺さないけど私情だと殺しちゃうのもわかる。私も昔から殺したい同僚を殺さずにきたわけだし。働くことが苦にならないような生き方をしたいな。お金のためだけじゃなく。毎年言ってるけどできないのは難しいことだからなんだろうな。

ピルの飲み方をまちがえて、体温が高く一日中眠く一日中ケーキが食べたい状態が続いている。年末にしてばかばかしいミスをしてしまう。けっきょく私は私という人間として生きていくしかないんだ、ショーンウィルシーも似たようなことを言っていた。

備忘録。2024年はあまり本読めなかった。100冊も読めなかったんじゃないか(私は長期休暇になると新書や文庫本など軽いものを1日1〜2冊読んで、並行して長い本を1週間かけて読む、というような読み方をすることが多い)。通勤時間がめちゃくちゃ短くなったせいだろうか。読んだ本のなかで印象的だったものは『さすらう者たち』(これは今年?去年?もう記憶が曖昧)と『楽園の夕べ』に集約される。後者はすばらしい偶然で、ベルリンのもともと出版されていた2冊を買おうとふと思い立ってamazonを見た日に彼女の新作がちょうど出版されていた。あいかわらず素晴らしい短編だった。

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