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底辺の伸びしろ

私は非正規雇用、貯金なし、独身一人暮らしの、
いわゆる底辺なのだが、

そういう深刻な暗さが最近無い。

余裕は色んな意味で無いのだが、前まで感じていた悲愴感という感じのものが、薄れてきたように思う。

それはなぜか分析したところ、
貯金なし一人暮らしと引き換えに得たものが大きいだろう。

実家に帰れば家賃や食事の心配はしなくて良いし、
お金を貯めることもできる。
しかし干渉によって、自分の選択ができなくなってしまう。
親と距離を保ち、保守的な田舎から自由になった、
この精神面での健やかさは、他のものとは代えがたい。
モラハラの彼と離れたのも同じで、
彼の言動によって、私の自己肯定感はさらに下げられたのだか、
そういう人間とも離れ、私自身も忘れていた、私のことを「他の人にはできない特技をもっている」と認めて肯定してくれる人と出会ったおかげで、
底辺の悲愴感は薄れてゆく。

私は私自身を傷付けて認めることができなかった。
今一人暮らしで、そこに気づいて、自分を護れるようになって、本当によかった。

家を出るため、繊細な自分が安心して住める場所を何件も納得がいくまで内見に行き、
契約し、引っ越し…

自分の行動力を今褒めたい。
ありがとう、わたし。

※写真は樹齢600年の大銀杏の木で、
快晴の青に映える黄色に感激しました✨

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