私は愛しています。
子どもの頃から母への愛情が裏切られて、
四十になる現在まで、それは続いている。
私が仕事の悩み相談をすると、「こうすればいいのに!」「〜できないの?」と、共感や労りを期待する私に非難や叱責を与え、
また、母親への過去の欲求を言うと、
ヒステリックに「だってあんた、そうしてって言わなかったじゃない!(今さらどうしろって言うの)」
「こんなに一生懸命してやったのに!」と、一切自分の非を認めない。
“一生懸命〜”というのは、母がそういう状態なだけで、その内容がちっとも私に寄り添っていない、
ちぐはぐな一生懸命さだ。むしろそれを美談みたいになすり付けてくる所が余計に彼女をモンスターみたいに思わせた。
いつも空気を読んでいた。忙しくイライラしている母親を怒らせないように。
私は今でもよく覚えている、子どもの時台所に立つ母親に何回話しかけても、振り向いても返事も貰えなかったことを。
料理中で聞こえないとかではない、明らかに聞こえる声で言ってるのに、子供心に、ああこれはわざと聞こえないふりをしているんだ、と悟った。
そんな悲しさは解消されること無く、私は大人になって今まで、まだ母からの愛を期待している。
私は母を愛そうと全て受け取ってきた。
完璧な母を求めているんじゃないけど、
ただ、「辛かったね」や「(しようと思ったけど出来なくて)ごめんね」という少しの共感や謝罪が欲しかった。どうして娘を責め続けるんだろう。
私はそうして家を出たのに、母はまだ自分が原因だとは微塵も思っていない。
今精神的に落ち込む時期なので、今これを書いて涙が出てきた。
世の親は8割方毒親らしいので、私みたいな思いをしている人は、沢山いると思う。
そういうことで自分の気持ちを落ち着けようとしている。
※内容が暗いので、先日訪れたクリスマスマーケットの写真にしました。