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一年経つとまた新鮮
同じ本を繰り返し読んだとき、違った感想を持つのは驚かない。
描いた絵を忘れた頃にまた探してきて、見たときに、うわぁ可愛い!!と思えるのって、びっくりするwa。(゜o゜;
それが、人の絵じゃなくて、自分で描いたものだとしたら、、この気持ちって、斬新だ。
一つ一つの線や色や手技は、だんだんに上手くなったりもしているものだ。
けれど、ご依頼主様に発送したあとは、手元にあるのは画像だけ。
振り返るとしたら、画像しかない。
手直ししようがない。
思い起こすと、その時の紙の質感や、季節までが、懐かしく、こんなの描いたんだな、と我ながら、いっとき自分のファンになるのだ。
どこか、ぎこちないものが残るこのイラストたちが、繋いでくれたものは、想いの架け橋。
こうして絵を描いていられること、ご縁が広がって繋がっていることに感謝したい。
今日くださったご依頼も、ハッピーエピソードが満載だった。
『飼い犬のカートを押すのを譲らないおじいちゃま』というもの。
さぁ、どんなふうに描こうかな。
私も、譲りたくないなー、こんな可愛い手押しカート。
荷物も載せられるしな。
知らない人にも、話しかけられそうだしな。
わんちゃんの名前は梨杏ちゃんだった。
ちょっとググってみた。
へえ~、素敵なお名前だな。
梨杏ちゃんをはさんで繰り広げられる和やかな時間が、私にも感じられる気がして。
こうして、時間が過ぎることが、心を満たし、知らないうちにまた次へと進んでいる。
考えるより、動け!!というけれど、動かされるものに任せている状態も、自分にとっては気楽で、じゅうぶん楽しいこと。
後悔なんてない。
戻りたい場所はたくさんあるけれど、それが私を作ってきたんだから、私は私のままで、また歩けばいい。
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散歩道
白い息
なんだか落ち着かず、新年が始まる。
気持ちがなにかにつけ、かき乱されていた。
5時頃には目覚め、自分だけの時間を過ごす。
まとまらない考え。
けれど歩く。
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どんな自分も○
確かめる
私から出てくるものを、私の手で表現する。
べつに誰のためでもない。
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霜
澄んだ空
自分の中に、問いかけと応えがあって、必要なタイミングでそれは出てくるものだ。
繊細なようで、図太く、優しいようで、冷ややかな、相反するものを所有し、手放す。
「どうやって、仲直りしたんだろ。」
↑この問いかけが、ふと口をついて出ててきたけれど、(笑)。
その瞬間、私は我に返った。
よし、いつもの私だ。
皆様、新年ですね。
特別でなく、起きたらただただ歩いていきましょう。
お付き合いくださって、ありがとうございます。