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漬けているあいだに起こること


カーラジオから流れてくる
カジュアルで
ポップな洋楽

落ち込んだ気分だったのに
なんか
笑えた

ま、どうでもいいか
ふっ
ふっふふっ 

ナンなの
私の気分ってಡ ͜ ʖ ಡ


「風と共に去りぬ」

読書好きだった母が
テレビの映画放送を
一緒に見ていたとき言った





最後のセリフが好きやねん




本で読むと情報量が違ったが
私には
どちらでもよかった

波乱の時代
主人公スカーレット・オハラは
我が道を行くバイタリティあふれる
ひとりの女性

若い時は
悔しかったことをバネに
半ば腹いせに何かを成し遂げることがある


いま2021年5月26日0時00分
風の中

歳を重ね
何が自分を
そうさせたか

愛のエネルギーが
どこへ向かっているのか

誰のためでもなく
誰のせいでもなく

『tomorrow
   is
 anotherday』


その言葉の
重さを持たない響きに魅了された母


母は
心が軽くなるよと
言いたかったのかもしれない

なんでも挑戦することが
好きだった母
我慢の多い生活の反動だったのだろう


スカーレットが最初に選択するのは
好きな人に告白をするということ

振られてしまって
それを
嫌な相手に見られ
からかわれ
落ち込むどころか
腹いせとも言える決断をする

告白した相手が思いを寄せる
自分の親友の兄と結婚をするのだ

そして南北戦争という時代の中で
夫や財産を失う
悲しみにくれる暇があったか、
なかったのか、
読んだ当初
私はこの部分には
感情が乗らなかった

ひょっとしたら
愛シテなどいなかったのか
そんな冷静さは記憶している

それでも
重大なことを決断するだけの悲しみは
あっただろう
残った自分を最大限に発揮し
商売を始める
生きるために
いつも自己中心的で活動的で
人に対してどこまでも強気だ

そこには
自分の魅力がどう映るかを試す若さよりも
活きる力があるかどうかを試す
年齢を重ねた女性がいた


友への友情が自分を育て
ぎこちないけれど本物だった愛が
目の前にずっとあったことに
気づいたときには遅かったのだが
すれ違ってしまうことが
とても現実的だ


映画の最後のシーンを
私なりに映像化するとしたら

黄金のかけらが
金箔のように
さらさらと
丘から舞い上がって
火の鳥の形を作り
散っていく

そんなイメージを持っている

形あるものは壊れ
壊れたかのようで
無くならない

誰も
なにも持ってなどいない
はじめから終わりまで




戦争という時代背景に
女性は弱者として受け身な状態を想像するが
私には
恋愛や生活
外国の暮らしなど
とても魅力的な物語だ
逞しさや自由への渇望が見えてくる


今ここにいても
スカーレットは
生き抜いていくはずだ
積極的に
大切なものを 目の前の人たちと
分け合いながら


時間は
確かに密かに存在する

包み込むように存在する

みんな
それぞれの
時の中で
それぞれの
生命を
生きている



保存瓶を洗う季節

旬の果実をいつまでも楽しもうと
梅や小夏を
漬け込んで
その時間の溶け出すのを見ているのは
ワクワクする
氷砂糖と果実とアルコール
これだけで
琥珀色の楽しみが
先に待っている

私は積極的だ
今年
保存瓶を買い足した

飲みたいな
早く

ゆっくりと




目標や夢
区切りや
ピリオド

必ず自分で選択しているものだ


迷っているなら
満月を
キッカケとしよう
今夜だ

自分で決める

決められないなら
流れてみる
だれ、に出遭い
誰の言葉で
どんな感情になったか
それがまさに
自分だ

良き悪きじゃない





娘が起きてきたら
言おう

最後のセリフ
いいよー

とっっても
(*´ω`*)


映画を見ようとするかもしれないな

私ももう一度見ようかな
別々に。




読書好きな母の影響で
たくさんの本を読み

感想を話し合ったこともあるが
たいてい意見が違った

好みが違った

懐かしいことだ
もう話し合うことはないが
本の中には母がいる



文字は大きほうがいい
時が溶け出して混じり合って
電子書籍という楽しみへと
移り変わる







思い出の中の本なので
記憶違いがあるかもしれません😄✨
少し確認しなから書きましたが優しくご指摘をくださると嬉しいです💓
いつも感謝しています😁🥰




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