盆栽#21 葉フルイ病
#20で記載した水やり忘れ事件からの騒動で実はもう一つ起きていたことについて書きます。
イボタちゃんの葉が茶色くなってしまって慌てているときに年明けに買った黒松の葉の色が変わってきているのに気付いた。正直水やり忘れのせいだと思っていたけどH氏に写真をみせると水やり忘れでの症状ではないと。とりあえず葉の色が薄くなってきたところはカットして新芽を残してみてはどうか?とアドバイスをいただき実行した。
結果一か月経過した今では元気を取り戻している黒松ちゃんでした。
せっかくなのでこれがその変化状態
なんとなく色が違う
そして思い切ってカット
結果後になってわかったことですが、病名は「葉フルイ病」という人間でいう「風邪」みたいなものらしい。
生態と被害
夏、針葉に淡褐色の斑点ができ、針葉の枯れが進み激しく落葉する。激害木では、5月頃には緑の葉がほとんど見られない状態になる。枯死葉上に黒色楕円形で中央部に縦に割れ目のある菌体が作られる。また、しばしば横の暗色線が入る。
県内の庭木のマツにはもっとも普通に見られる病気の一つである。落葉が激しいため、あきらめて伐採してしまった例もあるが、本病が原因で枯死することは稀である。
防除法
(1)樹勢衰退時に発病しやすいので、生育環境を改善し樹勢回復をはかる。
(2)病落葉はこまめに集めて焼却する。
(3)梅雨期から夏の降雨前後を重点に薬剤を散布し、蔓延を防止する
葉フルイ病とはこんな感じです
新芽のみ残したカットから1か月経過しているのでひとまずは克服した!?のかな?わーい!