盆栽#25 夏は水を切らすな!
盆栽を趣味にする上で必要不可欠な「水やり」何を今更な話だけれども、育ててみて思った事が1番簡単な作業で1番大変な作業ということ。
どういう事かと言うと、そもそも根を張り土の水分を吸収し、成長する。根が伸びれば伸びるほど遠くの土の水分まで吸収できる。しかし、盆栽は盆(鉢)の中の土からしか水分を吸収することしかできない。盆(鉢)が小さければ小さいほどすぐに土が乾いてしまう。そのために水やりを1日忘れただけでも枯れてしまうこともある。
水やりの基本は根元を中心にまわしかける。極力優しく、土が盆(鉢)から落ちないようにすることが大切。如雨露(じょうろ)にもいつかこだわりたいけど、今は散水ヘッドの「ジョロ」にしてかけてる。
ここからが本題! 水やりの頻度はとても重要で季節によって変わるが、春秋は1日1回、夏は1日2回、冬は2日ー3日に1回が目安。
そう!現代社会において盆栽を趣味にできない、チャレンジできない大きな壁が、ほぼ毎日の水やり。周りにこの水やりの頻度を話すとみんな「凄いね、出勤前に水やりしてるの?」って、いや、できるでしょ?と思ってるけど何も言いません。朝は1分でも長く寝ていたい。身支度に追われて水やりの余裕がないそうだ。
また水やり土が乾いたり、1ヶ月に一度くらいだと思ってる人が多い。サボテンとや観葉植物と同じだと思ってる人がちらほら
夏は仕事から帰ってきてからも水やりが必須。どうしても暑すぎると心配になって昼間にやりたくなるけど、真夏の昼間に水やりは絶対しない!土の中で与えた水が熱っしられて根が蒸されてしまうから根へのダメージが大きくなる。
なので夏の水やりの「二回目」は陽が落ちてからが望ましい。
夏は盆栽も暑さで弱りがち剪定も植え替えもしません。
夏は水を切らすな!そして何もせず見守る!
盆栽の夏は大変だ。
水はけさえしっかりできていれば、与えすぎより乾燥の方がダメージは大きい