逃避行
さぁどこへゆこう? 行き先は決めてない
どこでもいいよって 相変わらずだね
数多くの選択 これでよかったのか
問い続けても誰にも分からないだろう
他の道もあった きっと幸せの形は1つじゃない
ボクは罪を犯した その報いだと
真っ逆さまに落ちてもいい 君といるなら
車に乗って南へ向かう あてのない旅路
道路標識は無視して 進んだ
心に揺れ惑う影
無視するようにきつく手を握りしめた
隣でねむる君は何を考えているのだろう
車のハードロックだけが虚しく響く
それでも君の笑顔を見ると赦された気がするんだ
海が見えてきたよ 肩をたたいて君を起こす
2人ではしゃいで砂浜を駆け回ったね
砂浜に座って 夕日を眺めながらゆっくり話そう
つまらないボクの冗談話に 付き合っておくれ
君を幸せにしたかった
一緒に時間を過ごしていたかった
想いだけじゃどうにもならないこともあるのだろう
どのくらい話したかな 辺りは暗くなってきた
立ち上がって君は海へ歩き出して振りむく
泣きながら笑ってたんだ 教会の鐘が告げる
ボクもつられて涙を流して笑う
帰ろう。今度は安全運転で。