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#3.8 相模川ふれあい科学館 アクアリウム相模川 レポ
こんにちは。
この連載は渓流水槽に憧れたもぐらが立ち上げるための記録です。今回は「相模川ふれあい科学館 アクアリウム相模川」に行ってきたので、そのレポになります。
久しく水族館には行ってないのですが、先日の石拾いからどうしても石のことが気になって調べてみると、「相模川ふれあい科学館 アクアリウム相模川」(以下,アクアリウム相模川)で石の展示があるそうなので見に行くことにしました。
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アクセス
橋本駅からバスに乗って28分です。
バス停から降りて15分くらい歩きます。夏は日射病対策があるといいかもしれません。
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道中、沢のようなものがあるのでその付近は少し涼しいです。
到着!!
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奥の写真はアユでしょうか。
他の水族館との比較や水族館のレビューよりも、私がこの水族館に行って気づいたことや感想などをつらつら書いていきます。
感想
生き物
基本的に相模川やその周辺の環境に生息している魚が多く展示されており、日本淡水魚を間近で観察することができます。(^^)癒されます。
大きく、強い流れのある水槽で悠々と泳ぐ魚たちは、水族館でなければ拝むことができない!そして美しい!!(一部の最強アクアリストを除く)
大型の鯉やギンブナ、イワナ、ヤマメ、オイカワなど迫力のある魚を見ることができて大満足です!
大きな魚は力強く、そして模様も色彩豊かで非常に美しい。顔がかっこいい。泳いでる姿がかっこいい。。ゴツゴツの岩場で流れのある場所に生息している魚って環境も含めて力強さを感じます。
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公園内の木々を借景に使っている
一番印象的な展示が相模川の上流〜河口まで生息している魚を上流域、ダム湖、中流域、下流域…というふうに並べて河川を再現した水槽です。
他にも日本の田んぼが生命のゆりかごと呼ばれていてーーみたいな田んぼに生息する生き物コーナーがあったり、オオサンショウウオがいました。
オオサンショウウオの皮膚に、礫みたいなイボがたくさん付いていたのが意外。
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このように相模川に関係する様々な場所の生き物が展示されています。
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ピンチになると臭い臭いを出すみたい
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#2で見たカエルに近いような
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意外と大きい
他にも水生昆虫や、魚道の展示がありました。
挙げるとキリがないのでここまでにします。
アクアリウムの参考に
日本淡水魚水槽の魚を何にしようと悩んでいる時に、たくさん画像を漁っていたのですが、今回その魚を実際に見ることができました。
タナゴやモロコ、アブラハヤなど画像で見るよりも実物の方がとても綺麗で非常に参考になりました。
バラタナゴやアブラハヤ、イトモロコがとても美しく魅力的でネットで調べている時はあまり惹かれなかったものの、実際にみて惹かれてしまいました。
これまたしばらく悩む。。
また、これらのアクアリウムで有名な魚が、外来種や川がコンクリートで舗装されたことなどによる住処の減少で絶滅の危機に追いやられていることも勉強になりました。
ゼニタナゴは自然界に存在せず、今いる種は水槽の中でしか生きている姿が見られないそうです。。( ; ; )
企画展
企画展で「ちっちゃな生き物展」がありました。世界中に生息している小さな生き物が展示されています。小さいからこそ隠れることができたり、暑い地域に対応できるそうです。
なんとそこで、、
ミクロラスボラエリスミクロンに出会いました!!
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アクアリウムをしていると、つい忘れてしまいますが水族館に行ってイワナや、マスを見た後にみると本当に小さい!!!
熱帯魚ショップにいるものと違いとっても元気に泳ぎ回っています。これは驚き。きちんと飼育すればこんなにすばやい魚なんですね。
説明を見ると、、
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へぇーー
「ミクロラスボラ・エリスミクロン」って
「ダニオ・エリスミクロン」っていう名前なんだ。でもダニオの仲間って聞いたことあるなぁ
「ダニオ・マルガリタトゥス」
誰?? ʕʘ‿ʘʔ
「ミクロラスボラ・ハナビ」実はこんな名前だったんですね。市場で回っている名前とこんなに差があるのは驚きました。
同じ魚でも
水族館の研究対象として扱うと
「ダニオ・マルガリタトゥス」
ペットとしての趣味で扱うと
「ミクロラスボラ・ハナビ」
魚を扱う場所によって名前にギャップがあることが一つ発見でした。
今回行った水族館の魚はどれも元気で活発に泳ぎ回っていました。水槽の中も魚とタニシなどの貝類だけで苔もあまり生えず水も綺麗。こまめに手入れをしているのでしょうか。苔が生えていても苔が綺麗で、私も飼うならあれくらい元気な状態で飼育したいですね。(^^)
石
今回はある意味石目当てでこの水族館に決めました。そこにはこんなことが書いてありました。
石を見るとこの川の成り立ちや、この川を取り囲む地質がわかる
ふむふむなるほど。成り立ちまでわかるのか。
地質の件については、地質が水質phに影響を及ぼしますから、やはり大切な存在でした。
他にも
魚は石と石の隙間をすみかにしています
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めっちゃ住んでる。。。
後述する魚道のコーナーで「捨て石」や「木杭」などからも、石が川でどのように役に立っているかが分かります。
この石のコーナーでは相模川が富士の河口湖から桂川を流れて相模川につながっていると紹介されていました。
さらに、その川の中にある石の成り立ちの紹介があり、実際に触れることができます。
相模川の石の60%が、溶岩や火山灰が固まり、いろんな形や色の結晶になって押し固められた凝灰岩だそうです。
河口湖や桂川にある石も、相模川までその石が流れてくることもあるのでしょうね。。
よく考えればわかることですが、私にとっては川によってそこまで石の種類が変わるのは発見です。#2 魅力的な石を求めてでは、久慈川に出かけました。もし相模川に行っていたら凝灰岩ばかりになっていたかもしれません。
魚道
魚以外の内容で個人的に一番面白かった展示でした。ダムや堰(河川の流れを調整する仕切り)、増水などで流された魚が、上に戻れなくなってしまうのを防ぐために魚道を設けなければなりません。
その魚道の形の特徴が紹介されています。
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最もオーソドックスな魚道は階段式魚道で、その名の通り階段のようになっていて、その段差を肴に飛び越えてもらうという仕組みです。だけど、それだけでは川底に住む魚が飛び越えることができないため、底の方にも穴が空いていて底魚が通ることができるようになっています。また、カニが通ることができるようにロープ(通称:カニロープ)がかかっています。
一番面白いのはハーフコーン型魚道で交通整備に使われるコーンの形が交互に噛み合わせられている形です。
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緑が休憩している魚
この魚道のおもしろいところは、飛び越えることができる水の深さを魚が自分で選べるように設計されているところです。
しかも、他の魚道にもありますが、コーンの付け根は流れが穏やかな箇所になっており、魚が休憩できるようにもなっています。なんてバリアフリーフィッシュフリーなんでしょうか。
他にも「捨て石」や「木杭」を施すことによって流れを穏やかに、そして魚が休憩できるような作りにしていたりします。
人が手入れをすることで魚が住みやすくする川の環境を支えようとしているのです!
無機質なコンクリート建造物が魚の役にたっていることと、その見た目が独特で非常におもしろい!!
長くなりましたが、何より本物の元気な水辺に住む生き物を間近で観察することができてとっても楽しかった!!
最後によだれが出そうなほど可愛いヒキガエルの写真でお別れしましょう!では!
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