瞑想のススメ
ひと月にひとつずつ習慣を増やしている私は、最近新たに瞑想の習慣を加えました。瞑想というと敬遠する人が結構います。おそらく「スピリチュアル的な世界は自分はちょっと…」という感覚でしょう。そのスピリチュアルからちょっと距離を置こうとする気持ち大変よく分かります。
昔、マガジンという漫画雑誌の中で「MMRマガジンミステリー調査班」というのがあり、子供の頃の私は楽しみに読んでいました。ノストラダムスの大予言や、ミステリーサークルなどを取り上げて、人類滅亡の危機にあるということをノンフィクション風に描いた漫画です。ちょうど科学とスピリチュアルがごちゃ混ぜになったようなストーリーで、「もうすぐ世の中は終わるんだ…」と子供心に恐怖におびえていたことを覚えています。そのマンガの中では、瞑想も「宇宙との交信」的に描かれていた記憶がありました。でもノストラダムスの大予言も、1999年7の月を過ぎてから一切語られなくなり、「やっぱりそんなものは迷信だったのだ。もう騙されるのは止めよう」と心に決めたものです。
それ以来、愛こそがエネルギーを倍増させる!とか、人間には導かれしカルマがある!などはスピリチュアルな世界と一括りにして自分とは関係ない物と決めていましたし、瞑想も私にとっては「宇宙との交信」だったのでスピリチュアルな世界そのものでした。しかし、その迷信も最近は脳科学的なものとして捉えなおされたり、スピリチュアルと正反対の世界と思っていたシリコンバレー界隈にも流行っていたりと、瞑想習慣がもう少し、身近な存在になりつつあったので、騙されたと思って瞑想を習慣に取り入れてみる事にしました。
取り組んでみて分かったことは、瞑想ってなんか念力的なイメージを持っていましたが、簡単に言えば呼吸のストレッチなのだという事です。腕や足をストレッチして可動域を広げるように、瞑想は呼吸のコントロールを通じて自分の体内をストレッチしていく作業なのです。腕や足が硬いと柔軟に対応できずけがをしてしまうように、体内の呼吸循環がスムーズじゃないと気分にも影響しすぐにイラついたりしてしまいます。瞑想を習慣に取り入れてからは、切羽詰まった時も、呼吸を整える事で「これでいいのだ」とせっかちな私も少し冷静に対処できるようになりました。この習慣をしばらく継続して自分を磨いていこうと思います。
現在、瞑想のアプリを使って、心地よい音楽と女性の声による呼吸法の指導を聴きながら取り組んでいますが、はたから見たら半目を開けて座りながら女性の声を聴いて深く息を吸ってるオジサンなので、若干気持ち悪い絵かも!?と邪念がどうしても横切ります。。。