たちの悪い人が躓く時(アタック編)
私は現在、“習慣の実験台”として自分の体験を通じて習慣の効能や難しさを皆様に発信しております。同時に、“習慣メンター”として月に30人くらいの知り合いに習慣定着について、i-Company CLUBアプリを活用しながらのアドバイス面談を実施しています。そこでは、いろんな人たちが良い習慣を身に着けるための葛藤や、習慣を身に着けられた成功体験を共有いただけるので、私としても楽しくかつ学びの深い機会となっています。多くの方と何回も習慣面談をしていると、性格と習慣でつまずきやすいテーマに相関性がある事が分かってきたので皆様に共有していきたいと思います。
まずは、勝負師タイプです(※Bridgeサーベイをご存じの方はアタックタイプを想像してください)。周りのこういう人はいませんでしょうか?何事においても勝ち負けで判断しようとする人です。何よりも負ける事が嫌いなので、楽しくボードゲームやカードゲームをやろうと思っても、いつの間にか友人を失っているタイプです。また、基本的に他人に依存せず、自律本願、唯我独尊。誰かに「凄いね!」と言われる事が大好物。一言で言えば若干“たちの悪い”人になります…極端に誇張して書いていますが、こういう人っていますよね?こういう人が習慣を定着させようとしたときにつまずくハードルが2つほどあるのです。
一つ目は、“成果”のハードルです。i-Companyアプリを活用する際に、「すぐに成果が無ければ意味が無い!」「こんな小さな習慣なんかで成果が出るはずがない!」と考えて、成果に真っ直ぐ突き進み、結果的にエネルギー切れを起こしてしまうという現象です。最後には、「自分はこんなにやっているのに、レベルが他の人に追いつかないから」習慣アプリを先にスタートした人に負けている状況が許せないという理由で、アプリそのものの使用を止めてしまう人もいます。
二つ目は、“極端”のハードルです。とにかく極端なまでにストイックに取り組もうとします。「凄いね!」の一言が欲しいがために、20キロやそれ以上走ってアピールしてきます。これが持続できているうちは良いのですが、どこかで必ず無理が生じ、体を傷めたり、ライフスタイルが崩れたりする時があります。継続できないと分かった時に、これまた極端に習慣を継続する事を止めるのです。
まぁ、性格なので良い悪いの話ではありません。でも、習慣を定着させるためには、「リラックス」して、気長に取り組むことも大切ですね。このタイプの人は、目標に忠実なだけに習慣定着技術をマスターできれば大きく成長できる可能性もあります。人に嫌われないように習慣で穏やかさも身に着けましょう。まぁ。私がこのタイプなんですけど。。