習慣作りに目標(ゴール)は不要
「三日坊主」。
私自身も何度と無く味わってきた経験です。小学校時代からブクブクと太り始め、小学校6年生での体重が、平均体重の1.5倍に到達していました。それでも幼心に「自分はデブではない。ぽっちゃりしているだけだ」と言い聞かせては、友達からのデブ発言に、心の中で抵抗していたように思います。やがて思春期になり、好きな女の子から「痩せたらかっこよくなるのに・・・」の一言で一念発起。2ヶ月で平均体重くらいまでダイエットしました。しかし、その恋は実らず、逆に「痩せていっているよ。キモイね」と陰口されていた事を知ってから怒りのリバウンド。それ以降私の人生は、太ったら痩せる、太ったら痩せる、を繰り返しています。社会人になってからも体重は30%増加し、0.1トンの大台に乗った時期もありました。運動をはじめて入社時の体重に戻ったり、また大台の直前にいったり。。。そんな私が悟ったことがあります。「ダイエットは永遠なり」。”Diet is forever.”ダイエットにゴールはありません。
人生、生きていく限り必ず付きまとうのが「健康」というテーマです。健康というテーマとゴールは相容れません。人生のどこかで「健康GOAL!!!!」と叫ぶ瞬間があるでしょうか?健康には、終わりは無いのです。でもダイエットになると、目標体重○○キロ!と定めて、ダイエットに励む人がいます。というか、そういう方が圧倒的に多いでしょう。ここに難しさがあります。ダイエットは苦行です。ご飯を抜く、ビールを飲まない、腹筋する。そして○○キロまでいったら好きなラーメンをたらふく!などと妄想を広げます。そして見事GOALした瞬間から、見事にターンアラウンド。元の体重よりも増えてしまうなどはよくある話です。
習慣においてゴールを設定してしまうと、ゴールしたことに満足して、せっかく紡ぎあげた良い習慣が途絶える事がよくあります。学習習慣を身につけたのに、試験が終わったら勉強しない。貯蓄習慣を身につけたのに、一定の金額に到達したら散財する。健康、金融、仕事、人脈、、積上げたら積上げただけ価値が膨れ上がるものに関しては、習慣化していくことが大切です。
習慣を続けていくためには、目標を「強く」設定しないことが大事です。それが習慣を止めるきっかけにもなりうるからです。「強く」としたのは、目標を「弱く」設定する事は効果があるからです。目標が無いと張り合いが無いのも事実です。そんな時は、ゴールではなくマイルストーン(節目)として設定するとうまくいきます。ダイエットの例で言うならば「年末の同窓会で久々に会った友達に痩せたねと言ってもらう」「先月よりも痩せている」など、ゆるゆるのマイルストーンを設定することで、楽しく習慣を続けることができます。
ダイエットは永遠なり。習慣創りも永遠なり。気長に地道にコツコツと。そんな風に悟ってからは、「1日1回体重計にのる」を習慣に、体脂肪率が人生で一番低い状態をキープできています。
けいぞうくん