睡眠記録のススメ
「朝を制する者は時間を制する。時間を制する者は人生を制する。」どこかで聞いたことがあるようなセリフですが、これは本当にそうだろうなと思います。もし、朝に1時間でも早く起きて、自分を磨くための有意義な時間として使えたら、10年で3650時間。簿記2級の合格にかかる勉強時間が長くて350時間程度です。宅建は長い人で500時間。簿記、宅建、行政書士、何ならTOEIC900点も取れちゃうくらいの勉強時間を確保できちゃうわけです。
また、夜の1時間と朝の1時間って、充実度と言いますか、QOLと言いますか、全然違いますよね。寝る前の夜の1時間って、お酒を必要以上に飲んでしまってグダグダしていたり、YouTubeにハマって無駄に時間を過ごしていたり、ネットサーフィンして刹那的な感情に身を委ねてみたり。。。あとは寝るだけ、という心理が自分を安易な方向に押し流していく感じがします。
一方で朝の1時間ってYouTubeやネットサーフィンに嵌る事も無いですし、スッキリ心地よい寝覚めだと、新聞読む時も軽くストレッチなんかする時もすっきりと行動できたりしますよね。朝を充実させる事の快適さを、みんな何回か経験しているので、取り入れたい習慣ランキングの常連として「早起き」が登場するのだと思います。でもその「早起き」が本当に難しい。
私の経験から言っても、やっぱり「早起き」って結果論だと思います。「原因と結果」の結果。では原因は何かというと大きく2つ。睡眠時間と睡眠の質。この2つをコントロールできた結果として念願の早起きが成しえるのでしょう。睡眠の質については、最近は睡眠アプリなるものがあるらしく、これを使ってみたら面白かった。自分自身がどれほど熟睡できているかが朝起きたら記録されているのです。寝起きが悪い時の睡眠記録などは、ほぼ覚醒状態が続いていたなんて事もありました。寝言も記録されたりもして、寝ている時に自分自身がはっきりと「炭酸水じゃ駄目だ!目的は?」と訳の分からないセリフを叫んでいるのを聞くと、深層意識で動いている自分が愛らしくもなります。
早起きでスッキリ寝覚められるようになるには、まずは睡眠の質を記録する事から始める事をお勧めします。「睡眠の質が良い=目覚めが良くて快感」という経験を繰り返していくと、どんな時に睡眠の質が高いか?を意識するようになり、夜の過ごし方、夜のお酒や食事の付き合い方が少しずつ改善されていきます。「睡眠を制する者は朝を制する」。人生というのは、意識下ではなく、もしかしたら無意識下にある時間に充実度が左右されるのかもしれません。