支出記録のススメ
回は、金銭資産を増やすための習慣について書きたいと思います。恥ずかしい話ですが、私自身お金の管理に関してはあまり上手とは言えず、気が付いたらいつのまにかお金が無くなっているタイプです。別に高級車を買ったわけでもなく、高級時計を買ったわけでも無いのに、なぜかお金に関して「余力がある」という状況になかなかなりません。
私のまわりを見渡すと、高級品やブランド物の服を着る人に限って、しっかりとお金が回っているように見えます。逆にそんなにお金をかけていないみすぼらしい身なりの人に限ってお金が無くなっています。その状況を見て、あることに気が付きました。お金を投資に使う人と、消費に使う人の違いです。もっと細かく分ければ、投資・消費・浪費の使い方の違いです。お金を投資に回せる人は増え、消費に回す人は増えず、浪費に回す人は減るということです。
投資とは、それが将来リターンになってくるお金の使い方です。金融商品はもちろんのこと、勉強や健康にお金を使うのがそれにあたるでしょう。高級時計や車なども、中古市場が活性化している事を考えると素敵な投資だったりします。次に、消費とは、衣食住にまつわるお金の使い方です。飲食や使い捨ての衣服など生活の上で必要なお金の使い方です。最後に浪費です。一定の娯楽にお金を使う事は投資にも消費にもなりますが、暴飲暴食やギャンブルなど、欲望に任せた過度なお金の使い方はもはや浪費でしょう。
思い起こせば、私が30代半ばまでは、この浪費にお金のほとんどが回っていました。ちょっと余力ができたらすぐ浪費。この繰り返しで、周囲に迷惑をかける事もしばしば。今はそこまでではありませんが、やはり投資にかけるお金のバランスが少ないのか、余力があるという状況には至っていません。
そんな状況を打破するべく、新しい習慣として、現在、支出記録をつけています。何かにお金を使ったらすぐに記録するという動きです。住宅ローンや、水道光熱費などの固定費以外に、何に使われているのかを見られるようにするためです。一定期間調べてみたら、自分の飲み物代にかけている費用が多い事にびっくり。汗っかきな私は、汗をかいて働いて、稼いだお金で飲み物買って、その水分でまた大量の汗をかくという、かなり意味不明な循環システムを回している事に今更ながら気がつきました。
自分がどれだけ、浪費しているのか、もしくは投資にお金を回しているのか、まずは支出記録を取る事から始めてみませんか?自分への投資は、地道に続けていけば必ず大きなリターンとして帰ってきます。