悪魔の習慣との闘い
現在、私には悪い習慣があります。酒を飲んで帰ると、何かを食べてしまうのです。マラソン大会に向けてベスト体重を作るべく、昼はサラダチキン生活やカロリー500キロ以下生活。そして、仕事柄(言い訳?)毎日のようにお酒を飲んで帰るのですが、夜もビールではなく焼酎に、締めの炭水化物には手を付けず、目の前の誘惑を華麗に既視スルー。
この生活を続けていたら確実に痩せる事ができるでしょうが、最近なかなか痩せないのです。それは、夜遅く家に帰ったら妻が作った手料理が台所おいてあり、いつもは翌朝それを温めて食べるのですが、最近は日中で我慢した食欲が夜に暴発してそれに手を付けてしまうのです。我慢した分、ひとたび口にしたらけっこうガッツリといってしまいます。そして翌朝、「また、やってしまった。。。」と思いっきり後悔することになります。
「良い習慣を増やし、悪い習慣を減らす」。人生を豊かに生きるための法則を守るために、この悪しき習慣は打破していかなければなりません。お酒を止めれば良いのかもしれませんが、これは私にとっては良い習慣(言い訳?)に位置付けられているので止めることはできません。そこで私はどういう習慣を実践すれば良いか考えました。
まずは、シンプルに「夜、家に帰ったら固形物を食べない」という習慣を立てました。ただ、これだと、会食がなく家に帰ったら、シンプルに晩御飯抜きになります。曖昧な習慣行動は心に言い訳を作ります。「これは晩御飯だからいいや…」という許しが、言い訳になり、飲んで帰った日も食べてしまいました。けいぞう、アウト。
次に考えました、ご飯を食べてしまう衝動を抑えるためには、料理を見なければよいのだ。そこで「飲んで帰ったら、ダイニングルームに入らない」という習慣を立てました。これならいける。しかし、酒を飲んで帰るとどうしても、喉が渇きます。台所に行かなければ水分を手に入れられません。「人間に水分は必要なのだ」と言い聞かせ禁断のダイニングルームに忍び込み、冷蔵庫を開けるとそこはバラ色の世界。お茶ではなく、サンドイッチに手を伸ばしてしまっていました。けいぞう、アウト。
どうすれば、食べずに眠れるか。そうだ、お腹が空いている状況が良くないのだ。とはいえ夜の飲み会でご飯を食べてしまっては本末転倒です。固形物ではなく、お腹が満たされる状況を作れないものか。「ソーダ!炭酸水!」とシャレにもならない発想で、「家に帰る前に炭酸水を買って飲む」を習慣にしようと考えました。早速、家に帰る途中にあるコンビニに入り、ウィルキンソンを買いに飲料コーナーに。颯爽とお目当ての商品を手にレジに向かうと、煌煌と光り輝くコーナーが目に入ります。お弁当コーナー。もはや夢遊病者のように手を伸ばしシャキシャキレタスサンドを手にしていました。そんな状況でも若干ヘルシーなものを手にしている自分がいじらしい。炭酸水とサンドイッチを。もはや立派なお食事。けいぞう、アウト。
お酒は人生の喜びのひとつ。でも自分を律せなくなるまで酩酊する事が一番アウト。これを打破する素敵な小さな習慣は無いものかと格闘しています。