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片付けのススメ

外出を控えるように指令を受けてから家にいる期間が増えました。そんな中、アメリカでは最近意外な商品の売上が増えているようです。それは「ペンキ」です。外出もできずに家にじっとしていると、家の内装や外装の汚れや剥げが気になってきてしまい、ペンキで壁を綺麗にしようと考える人が増えたからだそうです。

日本でも、ごみ収集車が時間通りに回収できない時が増えてきたというニュースがありました。家にずっといてやる事が無いので大掃除をする家庭が増え、結果的にあふれ出た家庭ごみを回収するのに、ごみ収集車が何回も出動しなければならなくなったとの事です。

私自身もご多分に漏れず、本やら昔の愛用品やら、様々なものをスッキリと片付ける機会が増えました。その時に、無くしていたボールペンを見つけたり、意外なところにコンセントの挿し口があるのを再確認したりと、我が家においても新たな発見をする事が多く、きっとドラクエの「小さなメダル」を発見する時の主人公もきっとこんな感じなのだろうなと体感した次第でした。

片付けは、習慣創りにおけるセンターピンとも言われています。センターピンとは、この習慣を定着させれば、その他の習慣も数珠つなぎに改善されていくというものです。早起きなんかもその類ですね。身の回りの空間と自分自身のマインドは密接に繋がっているようです。汚い環境に身を置くと、自分自身の心も澱んできます。なので、片付けをすると、自分の心に溜まった負の感情も流されていき、結果として前向きな状態になれるとのことです。

トイレ掃除を、日課にしている会社もあるようですね。トイレ掃除をする事によって、謙虚な気持ちになれる、感謝の心を持てる、気づきの度合いが増す。などの効用があると言われています。これも「汚」の象徴である排せつ物を洗い流す事による「気」の浄化作用なのでしょう。

片付けが苦手という人もいるでしょう。私もそうでした。そんな時は必殺技の「小さな習慣」。私の場合は、とにかく朝起きたら必ずベッドメイクをするからスタートしました。ベッドメイクが習慣化されてくると、不思議とその周りにある本棚の乱れや、ほったらかしの洗濯物が気になってきます。片付けこそ日々の習慣。一気にやるのではなく、少しづつ少しづつ綺麗になるゾーンを広げていくという感覚で始めていくと良いでしょう。

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