太ってきたけいぞうくん
私の一番最初の習慣は「1日1回体重計に乗る」でした。2019年の4月から、出張などで体重計が無い場合を除き、基本的に毎日体重計に乗ってきました。おかげで体重は半年ほどでピーク時から8キロくらい落ちて、そのまま横ばいの状況が続いていました。当然、体重計に乗るだけでは体重は落ちません。体重計に乗り、自分の体重を直視する事で、昨日の食べ過ぎや飲み過ぎを反省し、一日の摂取カロリーを意識的に抑えるようになります。また、定期的な筋力トレーニングやランニングなどを通じて基礎代謝も少しづつ上げる事で、本当に少しづつですが1月に1キロペースで体重が減少していきました。
2020年に入ってからは、基本的に体重は変化はありません。マラソンが趣味なので、今年の前半は、月300キロ以上走る時もありましたが、体重は変わりませんでした。もう少し痩せたいというのが本音です。見た目はスッキリしてきましたが、でも世の中的には「太った中年」から「ガタイの良い中年」くらいに変わった程度です。「スマートな中年」や「危険な香りがする中年」レベルには至っていません。300キロ走っても痩せない理由はただひとつ、週12回くらい飲み明かしているからです。こればっかりは、どんなに習慣のマジックを繰り出しても解決できない永遠のテーマです。
そんな中、今年の夏に膝を怪我してしまいました。理由は走り方とシューズです。4年前から、走る時につま先着地で走った方がペースがつかみやすかったので、つま先走りで走っておりました。また、昨今の厚底ランニングシューズブームに乗っかり、私の練習用シューズは厚底シューズでした。膝を怪我して整体に行った時に「その体型で、つま先走りで、厚底シューズで走るなんぞは愚の骨頂。膝が可哀そう。」と言われてしまいました。無口な私の膝は、黙って私の体を全力で支えていたので無理が来たようです。両膝君。ごめんなさい。というわけで完治するまで9月以降はランニングを完全に控えています。
毎月、最低でも100キロ以上走る事で、イーブンに保っていたであろう私の体重は、9月10月と変わる事はありませんでした。でも11月に入り、急に2キロくらいドン!と増えたのです。察するに、走る事をやめて足の筋肉が減っていったので、飲み倒す生活が続いても体重はそこまで増えなかったのでしょう。しかし、足の筋肉が下げ止まり、基礎代謝も徐々に下がっていったところで、体重の上昇が急に始まったのだと思います。人間の体は正直ですよね。
自分の体の変化が分かるのも、どんな時でも毎日体重計に乗っていたからです。11月から走れるようになり、来年のマラソン大会にも申し込んだので、食事管理とランニング習慣をリスタートして「危険な香りがする中年」を目指していきたいと思います。