にしおか@うつ家族カウンセラー

うつ病・精神疾患は本人だけの問題ではありません。一緒に暮らす家族も巻き込む大問題です。 そして家族にこそ多大な期待と役割と負担が圧し掛かります。 それを家族だけで解決することは出来ません。私が20年間で実感しました。 自分の体験を踏まえて、お役に立てる情報を発信しています。

にしおか@うつ家族カウンセラー

うつ病・精神疾患は本人だけの問題ではありません。一緒に暮らす家族も巻き込む大問題です。 そして家族にこそ多大な期待と役割と負担が圧し掛かります。 それを家族だけで解決することは出来ません。私が20年間で実感しました。 自分の体験を踏まえて、お役に立てる情報を発信しています。

マガジン

  • うつを知って戦わない方法

    うつ病は、「戦って勝とう」とすると疲弊します。それが自分以外のうつ病相手なら尚更です。 うつ病とは、精神障害とはどんなものかを知り、戦わずに躱す・宥める・共存する方法を知りましょう。

  • うつ病家族の知恵袋

    家族がうつ病になると、思いがけない出来事や悩みと次々に直面します。 そんな時どうやって取り組むか、立ち向かうのか、あえて逃げるのか。 経験者+カウンセラー+精神保健福祉士がアドバイスします

  • 働く大人のメンタルヘルスマガジン

    毎日お仕事お疲れ様です。 働く人のメンタルヘルスに役立つコラム・情報をまとめました。 気を付けること、いざという時に活用できる制度やサービスなど、更に更新していきますのでよろしくお願いします!

  • 頑張る大人の休憩所

    大人は毎日たくさん頑張らなきゃいけなくて大変です。 でも「大人だから頑張らなきゃ」と休むことも躊躇います。 大人だって疲れたら休みましょう。 心を休めるときのコラムを集めました。

  • 有料コンテンツ集

    メンタルヘルス、家族のケア、福祉制度に関する、有料コンテンツをまとめました。 ※マガジン自体は無料です。個別コンテンツが有料記事となっています。

最近の記事

  • 固定された記事

ケアラーに最も必要なものは○○です

◆家族は病気を治せない悩みや問題が起きたとき、自分や家族を支えながらも、ポジティブに未来と向き合うことは難しいものです。 家族がうつ病などの精神疾患にかかった場合、ケアラーは孤独と負担に苦しみ、自己成長を目指すことが重要です。 しかし、家族が直接病気を治すことはできず、支えるしかありません。 その中で、自己成長を通じて家族を理解し、支えることが求められます。 この経験が、結果的に家族と自分自身を支える力となるのです。 ◆メンタルケアラーとは家族がすべきことは、治療ではな

    • 昼夜逆転から抜け出すための小さな習慣と家族の工夫

      精神疾患を抱えると、生活リズムが崩れやすくなります。 その中でも特に多い悩みが「昼夜逆転」。夜眠れず、昼間に寝てしまうサイクルが続くと、体調や気力の回復が進まず、社会復帰が遠のいてしまいます。 しかし、この状況は決して本人の怠惰が原因ではありません。 この記事では、昼夜逆転が起きる理由と、生活リズムを改善するための具体的な方法、そして家族がどのようにサポートすれば良いのかについて解説します。 少しずつできることから始めて、回復への道を一緒に歩んでいきましょう。 1.なぜ昼夜

      • 共倒れを避けるサポートのコツ -家族を守り、自分も守る-

        家族やパートナーがうつ病を患っている場合、支える側には大きな負担がかかります。 相手への思いやりから自然とサポートに徹することが多いですが、無理を重ねることで「共倒れ」のリスクが増してしまいます。 相手の苦しみに寄り添い、日々を共に乗り越えたいと感じる一方で、支える側も自分の健康を守ることが大切です。 特に情緒的・経済的な負担や、過度な共感による疲弊、そして責任感からくる自己犠牲が積み重なると、気づかないうちに心身ともに追い詰められてしまうことがあります。 本コラムでは、支

        • お手軽に解決志向を体験しませんか?

          ~けいぜん庵 12月zoomセミナーのご案内~「家族から同じ悩みを何度も相談される」 「大切な人との感情がすれ違ってしまう」 「意見が食い違って、話が前に進まない」 「仕事や家庭でやる気が湧かない」 こんなお悩みを感じたことはありませんか? 「これ、自分のことかも…」と思った方にぜひおすすめです! 原因にとらわれず、できることに目を向ける方法ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)は、原因探しにこだわるのではなく、「今できること」「理想に向けた一歩」にフォ

        • 固定された記事

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        • うつ病家族の知恵袋
          109本
        • うつを知って戦わない方法
          24本
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          63本
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          109本
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          5本
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        記事

          心と体を守る「外部環境」の力:身の回りの自然や住環境がもたらす効果とは

          私たちの日々の生活は、自然環境や住居、移動環境などの外部環境に大きな影響を受けています。 たとえば、天候や緑豊かな景色は気分を左右し、住居環境や移動中の快適さも心理的な安定に関わってきます。 こうした外的な要因を理解し、整えていくことで、私たちはストレスの軽減や抑うつ気分の緩和に役立てることができます。 このコラムでは、私たちを取り巻く外部環境の種類と、それぞれがメンタルヘルスに及ぼす影響について考え、どのように活用できるかを解説していきます。 1.私たちを取り巻く外部環

          心と体を守る「外部環境」の力:身の回りの自然や住環境がもたらす効果とは

          心を守るバウンダリーの作り方:他人の感情に支配されないために

          「他者の感情に振り回される」と悩む方は多いのではないでしょうか。 他者の感情に引きずられると、疲弊したり、本来の自分を見失ったりすることがあります。 責任感や自己肯定感の低さが原因で、相手の感情を引き受けてしまう人もいるでしょう。 しかし、そのような状況でも「バウンダリー(境界線)」を意識することで、心の健やかさを保ち、自分らしい人間関係を築くことが可能です。 このガイドでは、他者の感情に流されずに自分を守るためのバウンダリー構築方法を詳しく解説します。 1.他者の感情に

          心を守るバウンダリーの作り方:他人の感情に支配されないために

          うつ病患者の希死念慮とどう向き合うか

          うつ病の症状が悪化すると、無力感や絶望感が強まり、希死念慮が浮上することがあります。うつ病と希死念慮、場合によっては自殺企図は切っても切り離せません。 そして家族から「死にたい」「いなくなりたい」「消えたい」と言われた側のショックとストレスは半端ないです。 うつ病の何が怖いか、というと、自ら命を手放してしまう危険が非常に高いことです。 たいていの病気は「治ろう」というモチベーションが患者側にあります。しかしうつ病の人は生きることそのものへの意欲がごっそり抜け落ちているので、

          ¥100

          うつ病患者の希死念慮とどう向き合うか

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          【11月zoomセミナー】うつ家族との円満なコミュニケーション術 5選

          zoomセミナー 概要テーマ:自分も我慢しない! うつ病家族との円滑なコミュニケーションを学ぼう 形態:オンライン(zoom) 人数:1名/1回 時間:60分 当日は顔出しでお願いします(不可の場合は事前にご相談ください) 「なんて話しかけたらいいか分からない…」家族がうつ病などの精神疾患になったとき、 一緒に生活する人がまず悩んでしまうのがコミュニケーションです。 そっとしておいてあげてください、と言われても、 生活を共にする上では一切声をかけないわけにはいき

          【11月zoomセミナー】うつ家族との円満なコミュニケーション術 5選

          ポジティブマインドを取り戻す:心の安定を築くための実践法

          「ポジティブになりたい」と願う人は多いですが、その意味や本質を深く理解している人は少ないかもしれません。 ポジティブでいることは、単に楽観的でいることや、いつも明るく振る舞うことだと誤解されがちです。 しかし、ポジティブさとは、表面的なテンションの高さや強制的な楽観主義とは異なり、もっと内面的で柔軟な感情の動きです。 ポジティブでいるためには、感じることや現実を受け入れ、それに対処する力が必要です。 本コラムでは、ポジティブさの本質を探りながら、現実に基づいた前向きさの意味

          ポジティブマインドを取り戻す:心の安定を築くための実践法

          自分の感情と、向き合えてますか?

          感情ほど厄介なものは、実はありません。 なぜなら打消すことも押しつぶすことも無視することなかったことにもできないからです。 そして勝手に湧き上がってきて、内容によってはいつまでも心に残ります。 残るのは感情そのものより、感情が引き起こした過去の体験や学習結果です。 しかし感情は目に見えない。 そして昭和な考えでは「気の持ちよう」と言われて感情は思い込みでねじ伏せられると思われているから、感情に支配されていると人に言いづらい。 だから不快な感情に囚われていても、そこと向き合う

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          心の基盤を強化する!自己肯定感と自己効力感の違いと実践法

          自己効力感、そして自己肯定感。 日本語で書くと非常に似ているので混同しがちですが、実は意味も使い方も違います。 しかしどちらも向上させることで心の基盤・土台を強化し毎日の生活を充実させストレスを低減してくれる非常に強力なスキルです。 今回は自己効力感と自己肯定感の違いを知り、それぞれの使い方、磨き方についてご説明いたします。 1.自己肯定感と自己効力感とは①それぞれの定義 【自己肯定感】 自己肯定感とは、「自分自身をありのままに受け入れ、価値ある存在だと感じる感覚」です。

          心の基盤を強化する!自己肯定感と自己効力感の違いと実践法

          11月に無料zoomセミナー開催いたします! テーマは『うつ病家族とのコミュニケーション』。 すぐに活用できる5つのスキルをご紹介します。 合わせて個別のお悩みをお伺いする時間も設けました。 ご参加お待ちしております! https://keizenan.net/2024/10/08/soudankai_2411/

          11月に無料zoomセミナー開催いたします! テーマは『うつ病家族とのコミュニケーション』。 すぐに活用できる5つのスキルをご紹介します。 合わせて個別のお悩みをお伺いする時間も設けました。 ご参加お待ちしております! https://keizenan.net/2024/10/08/soudankai_2411/

          もっと誉めよう!:コンプリメントの力で変わる自信と関係

          現代社会において、私たちは他者からの承認や評価に飢えていると言っても過言ではありません。SNSの普及により、誰もが簡単に自分を表現し、他者からの「いいね」やコメントを求めることが一般的になりました。 しかし、実際に身近な人々からの承認や感謝の言葉が少なくなっていると感じることはないでしょうか? 他者を賞賛することが自己の価値を下げるという誤解が広がり、結果的に互いに承認し合う機会が失われています。この不足は、個々の自己肯定感や人間関係に大きな影響を与えています。 今回は「誉

          もっと誉めよう!:コンプリメントの力で変わる自信と関係

          うつ病と共に歩む:離婚という選択肢をどう考えるか

          うつ病(その他精神疾患)の当事者の方にとってはドキッとするテーマかもしれません。 ただ、家族側には常に心のどこかにある選択肢です。 離婚するからダメ、離婚しないからダメ。 または離婚するエライ、離婚しないからエライ。 どれも違います。 家族によって色んな選択肢があるということです。 今日は私の「うつ病ケアと離婚」についての考えをお話したいと思います。 読む方によってはご不快になられる可能性があるので、以下は有料とさせていただきます。

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          うつ病と共に歩む:離婚という選択肢をどう考えるか

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          うつ病ケアと無力感:自己効力感を育てるヒント

          日常の中で感じる無力感。 特に、うつ病患者をケアする家族にとって、目に見えた変化がない療養生活は、忍耐を試されるものです。 家族として精一杯支えていても、目に見えない病気であるうつ病は、回復が実感しにくいもの。 毎日の変わらない生活の中で「何をしても状況が変わらないのでは」と感じる無力感が押し寄せてきます。 この無力感が蓄積すると、ケアへのモチベーションが下がり、家庭内の些細な問題が深刻に感じられるようになるのです。 この無力感への対抗策として「自己効力感」の強化をご提案し

          うつ病ケアと無力感:自己効力感を育てるヒント

          家族の信頼と挑戦:精神疾患と向き合うときの強さと脆さ

          家族の誰かが精神疾患を抱えることは、ただの病気以上に家族全体に影響を及ぼします。 日々の生活における理解不足や、社会的な偏見に直面することが、家族にとっての大きな挑戦です。 精神疾患は目に見えないため、家族でさえその特性や症状を理解するのは簡単ではありません。 しかし、家族が病気を理解しようと努力し、信頼関係を築き直すことで、共に困難を乗り越える力が生まれます。 このプロセスについて解説します。 1.家族は挑戦して強くなる自分の家族の誰かが精神疾患になった。 これはただ「

          家族の信頼と挑戦:精神疾患と向き合うときの強さと脆さ