第20回畦遊展作品紹介「大道無門」「博学而篤志」ほか
「どーも、Kでーす」
「どーも、Uでーす」
「ジュウでーす」
「なんでやねん」
…改めまして、ケーユーテンです。
もう名前と顔は覚えてもらったと思うので(かえるの顔覚える人なんかいるんか)、今日も早速、メンバーの作品紹介、いっちゃいましょう!!
・今日のトップバッターは、いぬこ氏!
作品名「大道無門」
書道会に入会して初めての春季展で出したのが、この言葉でした。今回20回展と言う節目なので、初心に戻って書いてみました。
いぬこさんは、自然体が素敵ということに定評のあるメンバーです。もうね、素敵なの。「〇〇しな〜い?」とか言ってふふふって笑うの。しっかり考えてるから、毒舌だったり、ネガティブな言葉も出たりするんだけど、なんていうか開かれてる気がして気持ちがいいの(オラの私見ね)。いぬこさんの字には彼女の素直でおおらかなところが出ているように思う。20数年経って初心に戻って書いてみるとは、泣かせるじゃないか。オラはプギャー!って過去しかないからそんなこと絶対、できない。
もう一つ、いぬこ氏の作品。
ロックバンドのザ・イエローモンキーが某ニュース番組のインタビューで青春の次に来るのは、朱夏と言うことを話していました。ちょうど10年後は私達もその年代に当たるので、彼らのように充実して、新しいことにも挑戦する気概があって欲しいと言う希望を込めて、この字を選びました。
イエモンの夏、いぬこの夏。
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・お次は、こば氏。
作品名「博学而篤志」
『論語 子張篇』の一節。「博く学びて篤く志す」。学問においては幅広く学ぶことが大切ということ
見て!この、いぬこさんとは対照的な感じ。オラは書道の知識がないので講評なんかできないんだけど、「ちょっと複雑」で、「小難しくて」、引っかかりのあるこの感じ。毎回ランダムにピックアップしているのですが、改めて見るとみんな、字にもコメントにも個性が出過ぎてて笑ってしまう。
あくまでもオラの感覚なんだけど、こば氏のイメージは、堅い。書も、あんまり冒険しない感じ。多分、「自分の中で納得する」のに時間がかかるタイプだと思う。納得しないと前に進めないタイプなのかなとも思う。でもそれって、全然悪いことじゃない。周りからの圧とかいろいろある中で、そんなふうに進むのってなかなか難しいことだから。最初見た時、初心者のオラは「こういうのが書道っていうんだろうな」と思った。あと、こば氏の書く、硬筆や筆ペンの筆記体もキレイです。
そんなこば氏の作品を、もう一つ。
蘇軾詩「子由の「澠池懐旧」に和す」の冒頭。人生の成り行きを雪泥に舞い降りる水鳥の足跡になぞらえた詩。泥の上に足跡は残しても、飛び去った鳥の行方は知りえない、と続きます。
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はい〜!!
今日も、2人のメンバーを紹介させていただきました。いかがでしたか?
ほんと、書道って不思議ですね。使ってるのは基本的に紙と筆と墨なのに、全く個性の違うものが出来上がるのですから。
ここまで村田氏、ナンモク氏、トミー氏、いぬこ氏、こば氏の作品紹介をしてきました。みんな個性豊かすぎる。もう少し、このシリーズを続けます。
第21回畦遊展は、もうすぐそこ!!
ヤバイよヤバイよ〜