机の前に貼る一行
朝日小学生新聞のコラムをまとめた一冊。語り掛けるようなひきたさんの文章を通じて、座右の銘候補となる銘文や、心を豊かにする物語の一節が紹介されている。年齢を重ねた大人は共感。まだ共感を持てるほどの経験を持っていない若い君たちには、間違いなく羅針盤になる言葉たちだ。君たちの自我を豊かにするメッセージだ。僕ら大人が保証する。
「祈りは届く、願いは叶う」他人を思う気持ちが祈り。なりたい自分を思い描けば願い。僕らは他人を思い、そして自分の夢をかなえるために、自分を信じ頑張るのを良しとする。この言葉は日本人としての価値観を表す一つの言葉だ。
「平気で生きる」どんなにつらい時でも、へいき、へいきといって、自分を励まし、頑張れる力が大切だ。空元気という言葉がある。つらくても去勢を張るという意味。一流のアスリートやパイロットはピンチな時ほど笑ったり、冗談を言う。知っているから。困難を乗り越えるのに気持ちの力が必要だということを。前向きな気持ちは体や思考にいい影響を与える。ピンチを脱するわずかな光も見落とさないように。言うことを聞かない体にセロトニンというご褒美をあげて、頑張れるように。
いつもうまくはいかない。頑張ってもダメな時はだめ。でも結果にこだわるな。「要するに、大したことじゃない」って前を向けばいいだけだよ。周りと比べるな。「これでいいのだ」。
「動けば叶う」いくつになっても背中を押してくれる大切な言葉。どんなに考えても、考え付かないことはたくさんある。最初から完璧よりも走りながらベストの選択を繰り返すほうが先に進める。夢に近づける。
(「 」の言葉は紹介されている言葉です。「あなたは言葉でできているん」です。)
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