Beautiful Nowを体現し続けるw-inds.がファンと歩んだ2年間-光のない世界から光溢れる今そして未来へ-
【2020年】Beautiful Nowをリリースするまでのストーリー
多くの人が不安を抱えて生きている世界に光を届けたいと作られた
「Beautiful Now」
この曲が配信された2020年は、コロナウイルスの流行と”メンバーの脱退”という大きな試練がw-inds.にやってきました。試練があったからこそ生まれたBeautiful Nowは配信後も、もがきながら進み続けるw-inds.の姿と重なり、曲の持つ説得力と光の強さを増し続けています。
【w-inds.】
2001年3月14日に涼平、慶太、龍一の3人組ダンスボーカルグループとしてデビューしました。女性を中心に人気は広がり、台湾や香港などの海外でも高い評価を得ています。
近年は慶太のセルフプロデュースによる楽曲製作が行われ、世界のトレンドを取り入れながら様々な音楽に挑戦し、ジャンルに縛られないw-inds.を届けてきました。
2020年5月末で龍一が心身症により脱退してからは、涼平と慶太の2人で活動を続けています。
※引用元動画
メンバーの言葉は下記の動画から使用しています
【w-inds. Official Interview -2020.12-】
インタビュアー:三宅正一さん
2人体制となってからのことを、深くお話ししているとても素敵なインタビュー動画です。ぜひご覧ください。
【楽曲解説【生配信】w-inds. - Beautiful Now】
「20周年を迎える」
w-inds.とファンは15周年の時に約束しました。
〈Somewhere 一瞬で I've lost your smile 閉ざした空見上げ cry〉
※文中の〈〉はBeautiful Nowの歌詞です。
2020年5月31日ファンクラブから1通のメールが届きます。
”w-inds.緒方龍一に関するお知らせ”
そこには、龍一が心身症のため脱退する事と、
今後は涼平と慶太の2人でw-inds.の活動を続けていくと書かれていました。
「潔く辞めようかと思った」
「2人でw-inds.と言っていいのか」
当時のコメントや後のインタビューから、発表をするまでにも葛藤のあった様子が伝わってきます。
それでもw-inds.を続けると決断した背景には、ファンの存在がありました。
慶太「突然これから活動しませんと言われたら、ファンの人たちが裏切られた感覚になってしまうのではないかというのは1番強かったですね。その気持ちにはさせたくないですし、100歩譲って辞めるにしても、ちゃんと自分たちの誠意や前向きな思いを伝えたいと思いました。」
慶太「3人じゃなきゃw-inds.じゃないと思っていたけれど、辞めるべきタイミングがあるとしたら、今ではないと思いましたね。見ている皆さんが2人のパフォーマンスを見てw-inds.じゃないとなれば、僕たちも納得するしかないけれど、その時はまだw-inds.を無くすことに諦めがつかなかった。まだまだ可能性を探りたいと思いましたし、ファンの人を裏切りたくないとも思いました。だからこそ、2人になってダメだねって言われないような曲を絶対作ってやろう、良いパフォーマンスをしてやろうと思いました。」
涼平「20周年まで頑張ろうというのは早い段階であって。」
慶太
「みんなと約束したんで、例え会社の選択として”w-inds.はここで終わりです”となったとしても、20周年まではやらせて欲しい、と事務所の方には伝えてましたね。」
(BARKS/w-inds.、未来へ繋ぐ20周年ベストアルバム)
ここからw-inds.とファンの新たな挑戦が始まりました。
〈答え探し求めるたび 僕ら何度 自問自答〉
しかし19年間3人で活動してきたw-inds.を、2人で成立させることは簡単ではありません。それでも話し合いを重ね新しい曲作りへと向かっていきます。
その新しい曲こそが「Beautiful Now」でした。
慶太は曲作りを始めようとしても、なかなか作る気持ちになれなかったと話しています。
慶太「世界中がコロナウイルスで大変な時期なことに加えて、w-inds.はメンバーの脱退がありました。自分たちにすごく大きな試練がやってきて、絶望とまではいかないですけれど、当時は曲もそんなに作る気が起きなかったですね。」
慶太はこの光が見えない状況で、
「自分の光となる曲を作ろう」と思い立ちます。
〈Right now 光射す方へ 霞む空を睨んで 掴み取れるさ new days 諦めない どんな時も〉
慶太「自分の光となる曲が、誰かの光にもなって背中を押してくれるんじゃないかなと考えて。とにかく自分たちが後押しされるような曲を、作りたいと思いました。」
慶太「今の時代に自分を支えていける。そして、色んな人を支えられるような曲にしたい。特に一緒に色々と悩んだり悔しい思いをしたりした、ずっと応援してくれているファンのみんなにとって光になる1曲を絶対に作ろう。そうスイッチを入れてからは、あっという間にできたというか。それまで悩んでいたのは、なんだったんだろうというくらい、急にスイッチが入った曲なんですよ。作りながら自分もどんどん背中を押されていったように感じたので、皆さんにとってもそうなればという思いを込めました。」
〈止めない music and dance〉
w-inds.の見せ場であり、Beautiful Nowの歌詞にも書かれているダンス。
しかし2人体制では、ダンスを辞めバンドにする案も出ていました。今まで3人でやってきたダンスを2人でするイメージが湧かず、同じ形で続ける難しさを感じていたからです。
それでも2人はダンスを続ける決断をしました。
慶太「曲によって踊らないことはあったとしても、踊ることを完全にストップすることは辞めました。2人になったからと全く新しい形のw-inds.をするのではなく、今まで作ってきたw-inds.らしさは残しながら、2人で成立するものを作っていこうと思いました。」
振り付けは、ダンスチーム”GANMI”のSotaさんとkooouyaさんに依頼しました。BTS/Butterの振付にも参加した、実力・人気共に高いダンスチームで、w-inds.とは以前から親交があり信頼を寄せる存在です。
慶太「洗いざらい今の状況やモチベーションを話しました。2人になった世界観をどうしても成立させないといけないんだと。3人から1人が抜けた状態というのは、見ている側の感覚としてはマイナスになってしまう。そうではなくて、新しいものを作らないといけないと熱い気持ちをそのまま伝えました。」
自問自答する姿を表現した振り付けや、歌うパートで前後が入れ替わるフォーメーション、背中合わせでパフォーマンスする姿など今までに無い、2人だからこそできる形が盛り込まれています。
w-inds.の熱い気持ちに応え出来上がった振り付けは、「想像を超える良さ」「気持ちを察してくれてうまく表現されている」と2人が大絶賛するのものとなりました。
こうしてw-inds.が曲を通してメッセージを伝えることにこだわった「Beautiful Now」は完成し、ファンの元へと届けられました。
〈いつの日か笑える様に 歩き出そう 少しずつでいい〉
ファンの気持ちを置き去りにせず寄り添うようなメッセージと、w-inds.の決意や誠意、前向きな気持ちが伝わるメッセージ。
涼平と慶太が書いた詞と曲全体から伝わってくるw-inds.のメッセージが、ファンに光を届けました。
「素敵な曲をありがとう」「背中を押してもらった」「2人の想いが伝わってくる」「応援します」「w-inds.を続けてくれてありがとう」
ファンから届いた前向きな声が、今度はメンバーの背中を押します。
〈Don't forget この光景 心に刻もうぜ 挑むさ もう one chance〉
w-inds.の活動は、2021年にデビュー20周年を迎えさらに加速していきました。
【2021年】デビュー20周年を迎えても走り続ける
3月14日(デビュー20周年当日)
◉ベストアルバム 「20XX”THE BEST」発売
デビュー曲からBeautiful Nowまでの全シングルを収録したアルバムは、w-inds.の軌跡と新しいスタートを感じるベストアルバムです。
◉w-inds. Online Show「20XX”THE MUSEUM」配信
2人体制となって初めてのライブパフォーマンスをオンラインで開催。新しいw-inds.を象徴するツインボーカルと新しいフォーメーションでのダンスパフォーマンス、オンラインだからこそできる演出や音質の良さにもこだわり抜いた作品に仕上がりました。ファンから溢れた喜びの声と、新旧問わず16曲を2人でパフォーマンスできた経験は「2人でやっていくイメージがついた」とw-inds.にとって大きな出来事となりました。
11月24日
◉w-inds. 14th Album「20XX “We are”」発売
この苦難を乗り越えた自分たちだからこそ、さらに光となるものを届けたいと考え、今までのw-inds.には無かったメッセージ性の強いアルバムが完成します。
慶太が書いた歌詞には、コロナウイルスの流行やメンバー脱退を経験したこのタイミングだからこそ、w-inds.から生まれたメッセージが詰まっています。
12月29日
◉2度目のOnline Show「20XX”We are”」配信
Beautiful Nowでは踊ることを宣言しながら、あえて”踊らない”ライブパフォーマンスを披露。矛盾しているように感じるかもしれませんが、常に挑戦を続け同じことを繰り返さず、ファンも驚かせるのがw-inds.です。これも応援され続ける理由の1つでしょう。
【2022年】ここがw-inds.にとって新たなスタートライン
◉w-inds.にとって2年2ヶ月ぶり、2人体制となって初めての有観客ライブが開催されました。
w-inds. FAN CLUB LIVE TOUR 2022 〜20XX “Over Again”〜
(初日の詳しい様子はこちらのライブレポートをご覧ください。)
【Somewhere 一瞬で I've lost your smile
But someday 会える この空の下で】
この空の下でw-inds.とファンが再び会えた瞬間でした。
慶太が初日の最後に、涙を堪えながら呟いた
「本当は怖かった」
Beautiful Nowを配信してからも、2人体制となり初めてのことに挑戦するたび、 もがきながら雲間の光を探すような作業を続けてきた大変さや、コロナウイルスの影響で人生というほど大切だったライブ活動ができない不安があったのでしょうか。
「でも今日のライブが自信になりました」
【降り止まない雨などnothing 痛みと共に僕ら growing】
ここがw-inds.にとって新たなスタートライン。
光溢れる今が未来を明るく照らしています。
〈We”re beautiful now〉
【w-inds. LIVE SCHEDULE】
「MTV LIVE MATCH」
6/5(日)@幕張メッセ 国際展示場9〜11ホール
https://mtv-live-match.com/202206/
「Da-iCE TWO MAN LIVE TOUR 2022 -REVERSi-」
7/3(日)@札幌文化芸術劇場hitaru
https://da-ice.jp/schedule/tour.php?id=1002105
「w-inds. LIVE TOUR 2022」
8/5(金)〜10/26(水) <全9公演>
https://www.w-inds.tv/information/live/contents.php?id=VFdJQwIVmR
【Beautiful Nowの歌詞を掲載しているサイト】
【w-inds.の想いや人柄が伝わるインタビュー記事のリンク集】
「RISINGPRODUCTION」
w-inds.緒方龍一に関するお知らせ
https://www.w-inds.tv/information/others/contents.php?id=VFYt5tzPda
「BARKS」2021.3.6
w-inds.、未来へ繋ぐ20周年ベストアルバム
https://www.barks.jp/news/?id=1000197579
「HARAJUKU POP WEB」2021.3.6
w-inds.、20周年を迎える2人の、これからへ向けての決意。豪華ベスト盤『20XX“THE BEST”』発売!
https://harajuku-pop.com/35190
「Real Sound」2021.3.7
w-inds.が新しいチャレンジを続ける理由 20周年に向き合う過去、現在、未来
https://realsound.jp/2021/03/post-718689.html/amp
「マイナビ学生の窓口」2021.3.8
「幸せの形は1つじゃない」変化を経験したw-inds.が今思うこと
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/57321
「Music Voice」2021.3.11
新生w-inds.が目指すスタイルとは
https://www.musicvoice.jp/news/182581/
「Yahoo!ニュース」2021.3.13
w-inds.20周年 3人で紡いだ19年、2人で進む未来「まだまだ可能性を探りたい」
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakahisakatsu/20210313-00227211
「新R 25」2021.3.24
「メディアに出られないことすら、ありがたかった」
w-inds.橘慶太が “逆境”を歓迎する理由
https://r25.jp/article/923451826529211204
「ORICON MUSIC」2021.4.6
デビュー20年で迎えた困難と希望「1人でも抜けたらw-inds.じゃないと思っていた」
https://www.oricon.co.jp/special/56125/
「QJWeb」2021.11.24
新生w-inds.が20周年イヤーに放つ『20XX “We are”』。メンバー脱退、コロナ禍を経て初めて抱いた「伝えたいメッセージ」
https://qjweb.jp/feature/60519/?mode=all
「Billboard JAPAN」2021.11.24
<インタビュー>w-inds.が考える“日本のダンスポップに求められていること” 『20XX “We are”』で示した今とこれから
https://www.billboard-japan.com/special/detail/3402
「TV LIFE Web」2021.11.26
「世の中逃げ出していい時もある。どうしようもなくなったら、逃げて、最後に笑えばいいんです」
https://www.tvlife.jp/pickup/432940
「Real Sound」2021.12.5
w-inds.、価値観の変化につながる様々な経験を乗り越えて 作品を通して発する強いメッセージ
https://realsound.jp/2021/12/post-918346.html
「Vocal magazine」2021.12.6
【インタビュー】w-inds. 2人の歌声が生み出す新たな歌詞世界と鋭敏なサウンドの響き
https://vocalmagazine.jp/interview/release/211206_w-inds/
「Yahoo!ニュース」2021.12.29
w-inds. 困難を乗り越え、二人の希望とグループの未来を提示した「誰かの光になって欲しい」新作
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakahisakatsu/20211229-00274839
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?