RABラジオ(青森)の名物コーナー「どんだんず」:一戸信哉の「のへメモ」 20211121
先日のFMリクエストアワー(青森)に続いて、新潟県民には伝わるはずもないローカルラジオ番組シリーズをもう一つ(敬和キャンパスレポでは扱いませんが、昔のラジオネタは、番組noteに適しているかなという気がしてきました)
青森のローカルラジオで、かつてダントツ支持され続けたのが、こちら「どんだんず」。「どんだんず」というのは、「どうなのよ」というような意味で、「ツッコミ」の言葉として使われます。「最近どう?」のときは「どんだんず」ではなく、「どしてら?」というような表現になりますね(私はそうする)。だからやはり「ツッコミ」のニュアンスが強い。リスナーの津軽弁でのエピソード紹介の締めが「どんだんず」になるわけです。
このコーナーは、青森の民放局RABラジオの名物コーナーで、いくつかの番組で引き継がれて長らく放送されてきました。Wikipediaで見ると、1983年にスタートした、最初期の番組「SAY!MUSIC FELLOW」が、おそらく私が聞いていた番組なのでしょう。パーソナリティは、当時、青森の若者たちに人気のアナウンサー橋本康成さん。音楽の知識も豊富で、都会と青森をつなぐリーダー的存在でもあり、でも「ドローカル」などんだんずの読み手でもありました(実は橋本さんは三沢出身なので、津軽弁ネイティブというわけではない)。
数年前に実家で、おそらく妹が買ったと思われる「どんだんず本」を見つけました。90年代のリスナー投稿をまとめたもののようで、どんなネタが投稿されていたのか、改めて確認したのですが、青少年が考えそうなネタがゾロゾロと。先生や近所の人、家族などのおかしな言動を津軽弁でネタにしているものが多くありました。特に「ジジババネタ」が結構どぎつく、2021年には放送できないだろうなあという印象です。
放送は2016年3月に終了していますが、その間ずっと傑作選CDが発売されていて、2019年に「今週のどんだんず DDZ17 最後の闘い」というCDが発売されています。これが最後なのだと思いますが、「2020」と書かれた動画も昨年公開されていますね。
橋本さんも還暦を超えて、Wikipediaによると、青森放送(RAB)取締役コンテンツ開発局長。すでに現場を離れて久しいのでしょう。
今はまた、青森独自の新しいコンテンツが、ラジオから生まれているのでしょうか(若者のコンテンツはもう、「ラジオ発」ではないかもしれないですね)。いずれまた、調べてみようと思います。
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