シンガポール発のハリラヤソング、Azra Zulaikha & Hans Hamid「Raya Untukmu」:一戸信哉の「のへメモ」20231104
2023年11月3日の放送では、国際文化学科の長坂ゼミの学生たちが、マレーシアでのイスラム文化研修に参加したときの体験を話してくれました。2015年、マレーシアに家族で半年滞在する経験をした私ですが、モスクでの礼拝、ムスリム家庭へのホームステイといった、マレー文化にどっぷり浸かる生活を送ることはありませんでした。彼女たちの体験した内容は、私の経験よりもかなりイスラム色が濃いものだったと思います(はじめてマレーシアに行く人にはちょっとカルチャーショックが大きかったかも)。
今回は「ハリラヤ」をテーマとする歌、それも新しい曲を探してみました。彼女たちがマレーシアに滞在した時期とは異なりますが、いわゆる断食、ラマダンと、そのあと祝日「ハリラヤ」というのは、マレーシア最大のイベントです(2023年のハリラヤの休日は4/22だったようです。旧暦だからでしょうか、毎年異なります)。ハリラヤソングは、クリスマスソングと同様、伝統的な曲、定番になっているような曲がたくさんありますが、少しずつ現代的なアレンジを加えて新しい曲も毎年出されています。今回は、マレーシアのDOLLAという女性ダンスグループが歌うハリラヤソングをご紹介しました(DOLLAの曲の多くは、K-POPなどに近いダンスミュージックなのですが、今回のハリラヤソングは露出も控えめで、曲も伝統的なマレーシアの曲調です)。
もうひとつ、候補としてあげたのが、Azra Zulaikha & Hans Hamid「Raya Untukmu」です。こちらはシンガポール発の曲なのですが、伝統的なマレー文化が現れたビデオになっていて、家族や友達で集まって、ハリラヤのパーティを開いている様子がMVの中で使われています。
ヘッダーの画像は、ChatGPTに作ってもらいました。ご覧の通り、クリスマスの飾りつけと共通する部分があり、マレー文化の伝統に反する内容が描かれていないかはちょっと気になります。