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生理×貧困の密接な関係(ウガンダ生理事情)【編集後記20220729】

皆さんこんばんは。ついに来週からテストが始まりますね。1年生は入学して初めてのテストになるかと思いますので、高校の時とは違ったテストの形式に驚くかもしれません。テストに関して何か分からないことがあれば、先輩や先生、学生係の方々などが優しく教えてくれるので、聞いてみると良い情報が得られるかもしれませんよ。

さて、今回は最近滞っていたSDGsの話題について久しぶりに触れていきたいと思います。今回お話するのは、私が最近YouTubeで見つけた少しデリケートな話題です。最近、ニュースで女性用ナプキンの事情について取り上げられているのをよく見かけますよね。今まで、あまりオープンには話せなかったような話題でしたが、昔よりも気軽に話せる機会が増えてきているように感じます。

さて、ここで考えて頂きたいのですが、女性が生理用ナプキンを普通に入手出来る環境というのは、果たして当たり前なのでしょうか。世界という大きな括りで見た時、日本のように豊かに暮らせている国もあれば、一日3食食べれず経済的に困窮している国もあります。私が見た動画で、例に挙げられていたのがウガンダ共和国の女性たちです。ウガンダでは、国民の41%、約5人に2人が一日200円以下で生活しています。さらに、日本のようにドラッグストアやコンビニが沢山あるわけではないため、ナプキンを入手することすら困難な環境です。しかしながら、女性というものはナプキンがなくても生理がきてしまうものです。


そんなウガンダの女性たちは、生理のときナプキン買えないため、ナプキンの代わりに古布や落ち葉などでなんとか凌いだり、生理が理由で学校や仕事を休まざるを得ない人も多くいるそうです。私は、これを聞いた時、かなりの衝撃を受けました。落ち葉を利用することはとても不衛生ですし、感染症のリスクも高まります。さらに、仕事を休むとお金を稼ぐことが出来ないので、それがまた貧困というものに繋がります。

このように、ウガンダでは「生理と貧困」という問題が密接に関わりあっていて、抜け出せない負のループになってしまっています。


こうした問題を解決するために、一番手っ取り早い方法は、発展途上国に生理用ナプキンを寄付することだと思いませんか。しかし、現実はそう簡単ではありません。もし、その流通が何らかの原因で滞ってしまった時、それに依存していた彼女達を救うことはできません。つまり、長い目で見ると一番良い解決策は、彼女達に“現地で取れる材料で作れる”ナプキンの作り方を教えるということです。少し厳しくはありますが、やはり現地の方々が自力で生活していけるサイクルを身につけてもらうしかないようです。

今回、このような問題を考えることによって気付かされましたが、生理用ナプキンに限らず、貧困から発展途上国を救うためには、ただ「物をあげる」のではなく、「技術を与える」というやり方が相応しいのかもしれません。

今回のお話は、下記リンクからよりリアルな映像で学ぶことが出来ますので、もっと深く知りたいという方は是非見てみてください。(国際文化学科3年田中凛歩)


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