雨の曲掘り起こしシリーズ　欧陽菲菲「雨の御堂筋」：一戸信哉の「のへメモ」20220621

敬和キャンパスレポの6月の投稿テーマ、「雨」で募集中です。リスナーの皆さんからの投稿をお待ちしております。

雨の曲、調べるといろいろ出てきますね。いずれも悲恋モノで、私が見つけるものはだいたい古いです、、、。

「雨の御堂筋」は、テレサ・テンさんと並んで、1970年頃に日本で活躍した、台湾出身の歌手欧陽菲菲さんの代表曲です。大阪に行ったことのない少年時代の私も、どこだかわからないまま「御堂筋」という地名を覚えました。

欧陽菲菲さんの歌で知られるこの曲ですが、もともとは、エレキギターのインストゥルメンタルバンドである「ベンチャーズ」の曲です。ベンチャーズはこの時期、日本を意識した曲をいくつも作っているのですが、「雨の御堂筋」もその一つです。

この曲に林春生さんが歌詞をつけたものを欧陽菲菲さんが歌い、大ヒットさせます。歌詞は、雨ふるなか大阪の街を「あなた」を探してさまよう、女性の目線で書かれています。歌詞には、「本町」「梅田新道」「心斎橋」といった地名が散りばめられていて、「ご当地ソング」としての性格もそなえています。

テレサ・テンに続くシリーズとして、欧陽菲菲さんのプレイリスト特集も、いずれやりたいとは思っています。