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秋葉区小合「日本チューリップ発祥の地」:一戸信哉の「のへメモ」 20240909

今年の1月、新潟市秋葉区にある小合中学校にうかがい、「子育て学習出前講座」として、講演をさせていただきました。

実は、この小合という地域は、これまで何度か通り過ぎたことがありましたが、立ち寄る機会はありませんでした。講演の合間に少し時間があったので、近くの道の駅「花夢里にいつ」に立ち寄ったところ、思いがけない発見がありました。

小合周辺は、かつて川の氾濫が多く、稲作の収量が安定しないという悩みを抱えていたそうです。その状況の中で、地元の方々が花の栽培を始め、なんとここが日本で初めてチューリップ栽培が始まった場所となりました。その先駆者が小田喜平太さんという方で、彼がオランダから球根を取り寄せ、地域での栽培に成功したことがチューリップ産業の発展のきっかけとなりました。道の駅には「日本チューリップ発祥の地」の記念碑が建てられ、その偉業を称えています。

こういった地域の歴史や文化に触れることができるのも、地方大学での仕事の魅力のひとつだと感じます。敬和キャンパスレポで取り上げる番組制作にも、こうした地域に根ざしたストーリーをもっと取り入れていきたいと考えています。

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