地域の魅力を深掘りする学生たち – 新発田まつり特集を終えて:一戸信哉の「のへメモ」 20241109
2024/11/8、「敬和キャンパスレポ」おききいただきありがとうございました。新発田まつり解説の第一人者である阿部聡さんをお招きして、新発田の歴史と文化に深く触れる貴重な特集を放送できました。この特集は、以前から実現したいと思っていた内容です。
Vol.266 町内ごとに台輪が違う!ラジオ中継で知った新発田まつりの魅力:敬和キャンパスレポ 20241108|敬和キャンパスレポ
新発田まつり特集が実現 – 学生たちに地域の魅力を伝える
学生たちに新発田の魅力を直接伝える機会を持つことができました。都会に憧れる学生も多い中で、どうやって彼らが新発田に興味を持ち、地域について学びを深めていけるか、その歩みはまだ小さな一歩ですが、確実に前進しています。
ラジオを通じて学生が地元に興味を持つきっかけを
放送を聴いてくれる学生はごくわずかかもしれません。しかし、少しでも多くの学生がこのラジオをきっかけに新発田に関心を持ち、さらに深めてくれることを願っています。多くの学生が「都会に行きたい」「新潟よりも別の場所で」「新潟に残るなら新潟市内で」と考える中、地域の文化や歴史について学ぶことの重要性に気付いてほしいと思います。かつての自分がそうであったように、大都市で暮らしていると小規模な町の個性や風習には目が向きにくくなりますが、今これを学んでおくことは、たとえ都会で暮らしていたとしても、役に立つときがくるはずです。
エフエムしばたで奮闘する卒業生、有本さんの音声レポートにも感動
今回の放送では、地元で活躍する卒業生、エフエムしばたの有本らなさんの音声レポートも紹介しました。彼女が収録した地元のお囃子組インタビューは、特に印象的でした。普段は関係者が語る「意気込み」が主体となる部分で、お祭り生中継の「箸休め」のような存在でもあるのですが、今回は各町会の楽長が自分の町の囃子の特徴や魅力を熱心に語り、分かりやすく伝えてくれました。有本さんの若者が、地元で活躍し続けられるよう、新発田がどれだけ応援できるかも大切な課題です。地域や大学も含めて、彼らを支えるために努力が必要だと改めて感じました。
この放送回で、学生たちが新発田まつりや地域の文化に興味を持ち、一歩でも多く地元の魅力を発見してくれることを期待しています。そして、そういった発見が、彼ら自身の人生に豊かな意味を加えるきっかけとなることを心から願っています。
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