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社会を知らない学校の先生が多い?閉鎖的な学校の話を聞いて思ったこと

先日、都内の某私立の中学高校の学校の先生とお話しをする機会がありました。
20代の若くて純粋で、子供たちの為に一生懸命考えている先生達でした。
こんな素敵な若い先生がいる学校は羨ましいなと思う一方で、お話を聞く中で学校の組織課題がかなり多いなと感じました。

・80人の職員会議があるけど目的が不明
・職員室が管理職と別部屋になっていて色々不透明
・学校の外部との接点交流がほとんどない

など、限られた時間で、話してくれた限定的な内容なので大雑把な感想と意見になりますが、感じたことを書いておきたいと思います。

学校が閉鎖的な空間になってしまっている

80人の職員会議があるそうなのですが、その目的がよくわからなくて、意義を感じていないという話をされていて驚きました。アジェンダが明確になく目的がハッキリしていないミーティングは時間の無駄です。まともな会社ならここは徹底しているところでもあると思います。
学校が閉鎖的であるという話はこれまでも聞いてきた話ではありますが、やはり他の組織のことを知る機会など、外部との接点があれば客観的な視点を得られたり自分たちの抱えている課題が見えてくるはずなので、もう少しオープンなカルチャーにできたらいいのではないかと思いました。
職員室が管理職と別部屋になっていて、不透明な事が多いという話も同様で、透明性、風通しの良さがないと壁が生まれてしまいますし、組織としてボトムアップしていきにくいと思います。

他校の先生と情報交換したり、教育界で面白い取り組みをしている人に話を聞きに行ったり、サッカー部の顧問なら、サッカーの育成年代で面白そうな人に話を聞きにいくとか、そういうことなのですが、話していると、どうやらそういう発想にはなかなかならないようです。
子どもたちは、いずれ社会に出て生きていくわけです。そんな子供たちに携わる先生が、自分の学校以外の外部の人と交流する機会が少ないというのは、よろしくないなと思いました。

むしろ積極的に社会との接点を持っておく必要があるのではないでしょうか。もちろんそのような先生、学校もあるとは思いますが、かなり少ないようです。

学校運営の課題についても、管理職の先生たちが外部の組織運営を参考にする、あるいはコンサルしてもらうなど、改善のためにできることはいくつかあります。
とはいえ閉鎖的な組織になっているが故に課題すら感じていない可能性も大いにありそうなので、まずは社会との接点、外部との繋がりを増やせる仕組みをつくることが大事な気がしました。海外に出て初めて日本の良さ、課題が見えてくるというのと同じで、自分たちを客観的に見る視点を取り入れることが重要なのではないかと。

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